こんばんはトリグラフです。今日、メーカーズシャツ鎌倉でネクタイをみていたところちょっとレアな面白ネクタイを見つけましたのでご報告。といっても店内で写真を撮るわけにもいかず、このネタだけのためには買えませんので基本文字のみになりますが。
ここのネクタイに某Bネクタイブランドのものが混じってることは以前も書きました。
biz-fashion-tips.hatenablog.com
(↑の生地のグリーンとホワイトのレジメンタルがそうです)
まぁこれ自体はいわゆるOEM生産というやつなんですが、今日見つけたのは
『B』のマークのロゴが全面に入ってるネクタイです。
↓の写真のブランド名の左側のロゴ。っていうかブリュワーです。
えーと、OEM品で普通ロゴを入れるなら販売側のロゴ、今回ならメーカーズシャツ鎌倉のロゴを入れるのですが、
思いっきり生産側のロゴが入ってる
んですよね。
一般的なOEMの生産側の狙いとしては『自社ブランドで廉価品を売り出すと自社ブランドの価値を毀損するから廉価品は相手先(販売側)ブランドで作って売って少しでも工場の稼働率を上げる』というのがあって、一方販売側は『ブランド品と同レベルの品質のものを安く提供して客を呼び込みたい』という狙いがあり、双方の利害が一致してOEMとなるわけなので、基本的にどこが作っているのかは公開しません。
なのにこれはブリュワー製品という事を隠すどころか逆に主張しているわけです。ブリュワーは主要インポートネクタイブランドの中ではまだ安い方ですがそれでもプロパー価格で14000円前後しますから、鎌倉の5000円で『ブリュワーと一目で分かるもの』が手に入るというのはちょっとおかしいレベル。
まぁブリュワーのロゴが分かる人はそんなに多くないかもしれませんし、ネクタイの裏や品質タグを見てしまうと明らかにブリュワー製のものと同じですからロゴが入ってなくてもバレバレなんですよね。それとメーカーズシャツ鎌倉の通販サイト見てて(件のネクタイは残念ながらなかったですが)わかったのですが、ブリュワー製のネクタイは品番が『BR』から始まってるんですよね。ちょっとユルめの管理のようです(笑)。
あるいは本国(ブリュワーってフランスのブランドなんですけど製造はイタリアなんですよね、これも面白い)から遠く離れた島国日本でのブランド価値の毀損なんてどうでもいいやって事なんでしょうか。でも日本の市場規模ってそこそこあるんじゃないのかな…しかしだからってわざわざ自社ロゴ入り生地でネクタイ作らなくてもいいんじゃないかと思いますがね。
となると、ブランド価値の毀損よりもブランドの認知度向上を狙ったマーケティングなんでしょうかね。私はマーケティングはよく分からないので専門の方がいらっしゃったら是非ご意見伺いたいです。
以上、私にとってはかなりの面白ネタだったので速攻で書いての投稿でした。興味があってメーカーズシャツ鎌倉の店舗がお近くにある方は覗いてみてくださいね。確かネイビー地にレジメンタルでロゴが全面に入ってるデザインでしたので、お好みの方は勿論お買い求めください。ではでは。