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【2017年8月11日追記】ソフトバンクのiPhone6から格安SIMへのMNPを解説します(後編)

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※本記事は2017年5月に執筆しましたが、その後日本通信よりソフトバンク回線で音声通話つき格安SIMが発表されています。これについては以下の記事で取り上げていますのでこちらもご参照ください。

www.biz-fashion-tips.com

 

以下の内容は音声通話付きプランがなかった2017年5月時点のないようなのでご承知ください。

 

こんにちはトリグラフです。昨日に続きこの話題です。昨日の前編はこちら。

www.biz-fashion-tips.com

前編で、ソフトバンクのiPhone6では格安SIMにMNPできないことは説明しましたので、その続きです。

※実際に格安SIMへMNPする場合には、料金プランや対応機種等をご自身でよく調べたうえで行ってください

 

どういう選択肢があるか?

iPhone6の性能に不満はなかったので、端末そのままで格安SIMにMNPするのが第一希望でしたが、出来ないのであれば次善の策を考えないといけません。選択肢は4つありますが、各々のメリット・デメリットを簡単に書いてみます。なおメリット・デメリットは私の状態(ソフトバンクのiPhone6使用中)からみた場合です。

(1)ソフトバンクのままiPhone7に機種変更する

メリット…1番楽

デメリット…料金は高いまま

(2)他の大手キャリア(ドコモかau)にMNPする(端末は転入先キャリアで普通に買う)

メリット…MNPの方が機種変更よりも月々の端末割引額が大きいため、(1)より安くなる

デメリット…大手キャリアの縛りを逃れられない

(3)格安SIMで使える端末を別途入手して格安SIMへMNPする

メリット…好きな端末(iPhone)を買って月々の料金は安くできる、同じ端末を使い続けるほど(1)(2)に比べて費用が安くできる

デメリット…最初に高額な端末購入費用がかかる、頻繁に機種を変えたい場合はかえって高くなるかも

(4)格安SIMで端末付きのプランで契約する

メリット…おそらく1番安くスマホが持てる

デメリット…iPhoneを購入できる格安SIMはUQモバイルだけ

 

まず(1)はナシとして(2)ですが、iPhone7を使い、今後も2年毎に最新iPhoneを使っていくならこれでも良かったかもしれません。

ただ、これまでiPhone4→5→6と2年毎に最新iPhoneに乗り換えてきましたが、これもそろそろやめて、通信料金を抑えたいなと思うようになりました。

加えて格安SIMやSIMロックフリースマホを使ってみたいという気持ちもありましたし、今回は(2)は除外です。

続いて(3)と(4)ですが、安くするためにはやはりiPhoneからAndroidに乗り換えたほうがよさそうです。端末価格が全然違いますよね。

そのため一応Androidへの乗り換えも考えたのですが、なんとなく見送ってしまいした。まぁ平たく言うとめんどくさかった(笑)。加えてUQモバイルは月々の料金が高いように感じましたので見送りました。というわけで(3)にすることにしました。

そこで端末はどうするか。これはSIMロックフリーのiPhoneSE 128GBをApple Storeで買うことに決めました。というわけで何となく写真を。

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なぜSEかというと、やっぱり値段ですね。7や6 Plusはすっごい高い…あとは、5以来の小さいiPhoneをまた使うのもいいかな?と思ったので。

中古を買うことも考えましたが、個人的には高価な電子機器の中古を買うのはちょっと抵抗がありますね。服や靴なら見れば状態分かりますけど、電子機器は中身よく分からないので…

また次のiPhoneは最低3年使おうと思うので、新品にしておこうかなというのもありました(それなら最新機種の7にした方が良さそうですがね…)。

考え過ぎると決められない?

上記(1)〜(4)の選択と端末の選択はいろんなパターンがありますし、そもそも(3)(4)の格安SIMも沢山あるわけですが、それが逆に格安SIMへの乗り換えの障壁になっているのかもしれません。選択肢が多すぎると選択できないというアレです。

実は私も、上記(1)〜(4)についてそれぞれ詳しくコスト比較したわけではありませんし、格安SIMをOCNモバイルONEにした理由も

・店頭で即時契約できる(格安SIMとの契約はネットで申し込んでSIMカードの到着まで何日か待つことが多いようですが、一部の格安SIMでは店頭で即時契約できます)

・6〜7GBあたりの通信量では割と安そう(とはいえ全部比較してはいない)

という感じで割とファジーに決めました。

最適解が分からないから何もしない

よりも

最適解じゃないかもしれないけどとりあえずやってみる

という考えでエイっ!とやった感じで、それなりに納得しています。皆さんも自分が納得できる程度に比較検討してみてください。

実際の格安SIMへのMNPの流れは?

さて、プランが決まればあとは実行あるのみです。グズグズしていると5月になってソフトバンクに契約解除手数料を取られてしまいますからね。

今回の私の格安SIMへのMNPの流れは以下の通りです。上記の通り、OCNモバイルONEには店頭で即時MNPする計画です。

  1. あらかじめキャリアメールを利用したサービスのアドレスを変更しておく
  2. MNP前夜にitunesかiCloudでiPhone6のバックアップをとっておく
  3. ソフトバンクのMNP予約番号を取得
  4. その足でApple Storeに向かい、ソフトバンクのiPhone6を下取りに出してSIMフリーのiPhoneSEを購入(iPhone6は16,000円で下取りしてもらいました)
  5. 更にその足でビックカメラに行きOCNモバイルONEと契約
  6. itunesかiCloudから復元

つまり全部を1日でやってしまうという強行スケジュール(後述しますがこのスケジュールのせいでちょっとハマりかけました)。それぞれ簡単に注意点を解説します。

まず1.について、元々キャリアメールはあまり使っていませんでしたので、大事なものとしてはゆうちょ銀行のネットバンキングだけでした。

ゆうちょ銀行がキャリアメールを推奨していたのでこれを登録していましたが、登録しているアドレスが使えなくなった後にアドレス変更しようとすると書面を提出するか店舗に行かないといけないようでした。

これに限らず、元のアドレスが使えなくなってからだとアドレス変更が面倒になる例は多いと思いますので(お堅いサービスほどそういう所が多いかと)大事な所だけでも事前にアドレス変更しておきましょう

2.と6.については乗り換えだけでなくiPhoneの機種変更時に必須ですね。

ここで注意すべきはitunesでバックアップをとる時にパスワードの暗号化をしていると、これを忘れてしまっていると最悪iPhoneの中身を何も復元できないということです。忘れてはいけない類のパスワードです。

これはMNPとは直接は関係ないのでここでは詳述しませんので詳しくはこちらをどうぞ。

iTunes でのバックアップの暗号化について - Apple サポート

3.のMNP予約番号はソフトバンクの場合は電話で取得するのがいいようですが(電話か店舗のみ、ネットでは取得不可)あまり早く取得しすぎると残日数が少なくてMNPできないこともあるらしいです。

4.と5.については、私の場合はApple Store銀座とビックカメラ有楽町店を利用しました。

さて、全て1日で終わらせるこのスケジュールですが、罠が二つ潜んでいました

一つ目は、3.で取得したMNP予約番号がiPhone6にSMSで届いていたのですが、4.でiPhone6を下取りに出したので5.でいざMNPする時にはSMSが見られなかったということ。

これはもう一度MNP予約番号発行用電話番号に電話したら再度SMSでiPhoneSEに送ってくれました。

二つ目は、6.で復元して翌朝出かけたらネットに繋がらないんですよね。

なんでだろと思ったんですが、復元したからOCN用のAPN構成プロファイルがなくなっていたのが原因でした。

APN構成プロファイルというのは、iPhoneを格安SIMで使う場合に必要な設定です(私も詳しくは知りません、まぁおまじないみたいなもんでしょう…)。

ビックカメラでのMNP時に設定してもらいましたが、itunesから復元したことでこの設定がない状態で復元されたんですよね。

復元後、iPhoneSEで家でネットを見ていましたが、その時は自宅のWifi経由でネットに繋げていたので、プロファイルがなくなっていることに気が付きませんでした。

というわけでこちらは出勤前にスタバでWifiにつないでプロファイルをダウンロードしてインストールすることで解決しました。

この二つは両方とも、先にiPhoneSEに機種変更してitunesで復元しておけば防げましたね。つまり2→4→6→3→5とすればOKです。

まぁ若干焦りましたが、無事に格安SIMにMNPすることができました。

使い勝手は?

MNPして2週間弱ですが、回線と端末の使い勝手を書いておきます。

通信速度は確かに遅い時間帯があります

これは事前情報通りでした。具体的には朝の通勤時間帯(7~8時前後)、昼休憩時(12~13時)、夜の帰宅時間帯(19~20時前後)は遅くなるのが体感できます(都心での利用時)。ツイッターをチェックするだけでも結構時間がかかりますね。

私の場合、ネットにつながらない時間帯はメモ帳でブログを書くとか、dマガジン読むとか適当に時間をつぶしています。

とはいえ、その時間帯にこそ使いたいのに!という方だとストレスになるかもしれません。ビックカメラではOCNモバイルONEの通信速度をテストさせてくれましたので(契約した時間帯もちょうど19時ごろでした)そういう意味でも店頭契約できるところを選んでみるのもいいかもしれません。

また格安SIMによっても通信速度は違うようです。例えば機能紹介した日本通信のソフトバンク回線を利用した格安SIMだと、まだ契約者数も少ないでしょうし快適だと思います(MNPはできませんが…)。

まぁ使っていてどうしても我慢できなければ別の格安SIMへ移ればいいや!という感じで使っていきたいです。

小さいiPhoneはすぐ慣れました

続いて端末のほう。iPhone6からiPhoneSEですので、画面サイズが小さくなりましたが、元々iPhone5からiPhone6にした時も割とすぐ慣れまして、今回その逆ですがやっぱりすぐ慣れました。

ブログ書くのがやりにくくなるかな…なんて思ってましたが、全然そんなことはないですね。

ただ逆に性能差を感じられるかというと(iPhoneSEは中身はほぼiPhone6 Plusなので、性能はよくなっています)感じられないですね。カメラの性能は結構よくなっているはずなので、今後ブログの写真の質があがったら、それはiPhoneSEのおかげですが…

とはいえ元々のiPhone6に何の不満もなかったので、やっぱり不満はありません。

まとめ:格安SIMへのMNPは思い立ったが吉日か?

私個人は、ちょうど契約解除月にあわせてサービス開始した日本通信の格安SIMに期待したのですが、MNPできないということでちょっと失望し、その反動?もあって今回わざわざSIMロックフリーの端末を買ってまで格安SIMへMNPしました。

結局は高額な端末を買ってのMNPなので、めちゃくちゃ安く済んだわけではないのですが、契約解除料は払わなくて済みましたし、これはこれで、良い選択だったと思っています。

上でも書きましたが、いろんな条件を考慮して最適行動をとろうとすると、かえって動けなくなったりしますので、とりあえず思い立ったらやってみる、というのでもよいのでは、と思います。

ただし前編でも書きましたように、大手キャリアと比べるとサービス面で劣る部分もあるようですので、その辺りは値段なりということで割り切ることも必要かと思います。本記事の最初にも書きましたがには、料金プランや対応機種等をご自身でよく調べたうえでMNPを行ってください。

というわけで格安SIMへのMNPの解説、というか、私の体験記でした。私と似たような環境の方のお役に立てば幸いです。ではでは。