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5年前「10万円」のあのアイテムは今いくら?

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こんにちは。今日はタイトルの通り、5年前10万円だったアイテムは今いくらになっているのかをお届けします。

目次

大値上時代、実際どれくらい?

ここ3年くらいでしょうか、とにかく何もかも値上げ値上げ。上がらないのは給料だけで、それ以外のあらゆるものが値上がりしていると言って良いでしょう。

最近だとやっぱりコメですよね。これは市場から消えてしまったコメの影響もあるとのことですが…

あと食品で多いのが商品1単位あたりの価格をあまり変えずに内容量を減らすこと。最近だと1袋4kgのコメを見かけますが、紛らわしいからやめてほしいと思うのは、私だけではないはずです。

勿論洋服も例外ではありません。例えば以前は革靴の値上げがあると界隈はそれなりにザワついた(値上げ前に駆け込み購入しました!といったインスタとかブログが散見された)のですが最近は慣れてしまってなんともなくなってます。あーハイハイ値上げね、という感じですよね。

で、実は当ブログでは5年前の2020年4月にこんな記事を書いてます。

この2020年4月というのは、コロナ対策の特別定額給付金ということで国民1人につき10万円の給付が決まった頃で、それで何が買えるだろうか?という記事でした。

そこで今回は、5年前に10万円で買えたいろんなアイテムが今(2025年4月時点)はいくらになったのかを調べてみるという記事でございます。クーポンとかポイント還元とかは考慮しません。

なお5年前の記事(以下、元記事とします)中ではアイテムの価格を明記していないものがあります。今考えると詰めが甘いですが、ご了承ください。

BEAMSオリジナルスーツ

元記事で1番最初に挙げているのかスーツ。10万円のスーツというのは当時のセレクトショップオリジナルのスーツの価格帯で、そう悪くはないだろうという趣旨でした。

例としてはBEAMSさんのオリジナルスーツが税込9〜10万円で20件出てきました、としてます。生地はカノニコが多いようでした。ちょっと正確な価格はわからないですが、10万円以内で買えていたことは間違いないでしょう。

では現在はどうかというと、レーベルはBEAMS Fとブリッラ、価格11万円以下で絞るとこんな感じです(セール品除外)。

※スクショは以下より取得

メンズのスーツ通販|BEAMS

8つのうち10万円以下のものが2つありますが、これらは日本の尾州の生地、他はカノニコ生地のものです。

元記事のものとは仕様が異なるかもしれませんが、同じカノニコ生地で比べると1万円程度、10%前後の値上げといえるでしょう。

仕様を変えるなどしてコストダウンしている可能性はありますが、それでもこの程度の値上げ幅に収めているのはBEAMSさんの企業努力かもしれません。

また、10万円以下で買えるスーツも揃えているところもポイント。これはBEAMSさんとしても間口を広くしておくためのラインナップなのでしょうね。

生地や仕様はこだわりはじめるとキリがありませんが、BEAMSさんのスーツのデザイン、いわゆるハウススタイルが好きなのであれば、購入してみるのも良いと思います(勿論、サイズは合わせるのが前提です)。

J.M. Weston 180 シグニチャーローファー

お次はこちらです。元記事では「消費税分が足が出るくらい」と買いてあり、当時は税込110,000円だったと思います。

それが今のお値段は税込156,200円。46,200円、42%の値上げです。

※スクショは以下より取得 https://jmweston.jp/11411011801f.html

個人的には、洋服全般として3〜4割くらい上がってるかなぁと思ってるので、その範疇かなと思います。

ちなみに為替はどうなっているかというと、2020年4月1日のユーロ/円は117.46円、対して2025年4月1日は161.47円、37%の円安です。

為替とアイテムの価格がリニアに連動しているわけではないですが、概ね値上げ分は円安分といえそうです。

ちなみに並行輸入品だと税込88,000円であるようです。サイズの合う方は是非。

フェリージ ナイロンブリーフケース

次に元記事が挙げているのがカバンでして、その一つ目に挙げているのはフェリージのナイロンブリーフケースの定番品8637/2。

これは当時、並行輸入品が税込60,980円で「(10万円あれば)楽々買えますね」としています。

現在は廃盤になっていますが、おそらく並行輸入品がまだ税込82,800円で買えるようです。約36%の値上げと考えるとまぁこれも為替分と考えるとしょうがないかなと。

ただし、正規品はかなり値上がりしています。まず8637/2の後継は1772というモデルなのですが、元々は8637/2の仕様を一部見直して価格を下げたモデル。

単に仕様を簡素化したのではなく、底鋲やキャリーケース用のセットインスリーブがつくなど、おそらく日本のニーズにあった仕様が取り入れられたようです。

2019年当時で8637/2が66,000円、1772が59,000円でした。詳しくは↓のMEN'S EXさんのページをどうぞ。

では、その1772の正規品は今いくらなのかというと、なんと税込124,300円。2019年と比べると倍以上です。

デザインは確かにカッコ良いので、このデザインが好きならこれしかないわけですが、かなりの値上げ率。ちょっとしんどいですね。

こちらは並行輸入品の1772で、税込99,440円。8637/2より高いようですが、底鋲があるなどこちらの方が使い勝手が良いかもしれません。

Cisei リンドス(フラップトート)

カバンの二つ目に紹介しているのがCiseiのリンドス、中でも983という品番のフラップトート。

フラップトートはETiAMのものを持っていますが、

カジュアルさと品の良さを兼ね備えたデザインなので、幅広く使えますね。

こちら10年前は税込93,980円でしたが、今はおいくらかというと、税込168,000円。

おおう…倍まではいきませんが、約79%の値上げ。ただ、このクタッとした雰囲気はなかなか見かけませんし、オンオフ両方に便利に使えそうではあります。

ただ、5年前と同じ10万円でも他に十分、選択肢はあります。例えば日本のブランド、FAROのこちらとか、

フラップトートからは少し外れちゃいますが、イタリアのボルドリーニセレリアのこれもカッコいい。

また、ETiAMのフラップトートはオールレザーのモデルもあります。ご検討の際は、↑の私の使用レポートもご参考にしていただければ。

万双 薄マチダレスバッグ

カバンの三つ目としてあげているのが万双のダレスバッグ。二室タイプのほうが税込約10万円でしたが、今のお値段はこちら↓。

税込95,700円…って値上げしてない!え、大丈夫これ?

仕様を変えてコストダウンしている可能性もあるとは思いますが…いくら日本製とはいえ、ブライドルレザーは英国製のようですし、企業努力に頭が下がりますというより、持続可能な利益を得ているのか心配になります…

品切れ中となっていますが、多分、常に品切れ中で順番待ちをするのだと思います。

とはいえ今のご時世、いつまでもこの価格かはわかりませんから、欲しい方はお早めに予約をした方が良いでしょう。代替品はちょっとなさそうですしね。

私は、電車通勤なので腕に通せないのは厳しいのと体格的に合わないだろうなと思いつつ、見てると欲しくなっちゃいますねぇ(笑)

ハミルトン ベンチュラ

最後は時計ということで、元記事ではハミルトンのベンチュラを挙げています。

これは5年前の正確な価格を書いてないのですが、多分10万円位だったのだと思います。ただ元記事のリンクを見ると並行輸入品の価格かもしれません。

一方現在の価格は、正規店だと税込138,600円。

並行輸入品だと税込114,800円。

元値が正確に分からないのですが、どうも大きな値上げはされてないようですね。ベンチュラはクォーツですから人件費高騰の影響を受けにくいとか、そういう理由もあるかもしれません。

唯一無二の形なのでこれが好きならこれ一択なわけですが、そんな中でもあまり値上げされてないのは助かりますね。

以前は欲しいと思っていた時があるのですが、いまはちょっと購買欲は薄れました。ただ、やはりこのデザインは魅力的。スーツにもカジュアルにも合わせたくなります。



さて、5年前との価格の比較をしてきましたが、モノによってかなり値上げ幅に違いがありましたね。やはりインポートの方が円安の影響もあり値上げ幅が大きい傾向ですが、そんな中でもバラつきがあるようです。

一方、セレクトショップではやはり価格も相当気にしているようで、仕様を変えて価格アップを抑えたり、新たに比較的買いやすいブランドをセレクトするといった動きもあるようです。上であげた中だとボルドリーニセレリアは、お得感のあるプライスに思います。

価格が上がって買えなくなったのを嘆くばかりではなくて、新たなブランド、アイテムの発掘の機会と捉える、というと少しカッコつけすぎですが、そういう気持ちでいたいものです。

私の場合は更にユーズドアイテムやUNIQLOも取り入れながらオシャレを楽しんでいきたいですね。ではでは。