心斎橋リフォームさんのお直しは凄かった！ - ビジネスマンのファッションTips

こんにちはトリグラフです。先日、ユーズドのダブルのジャケットを購入した記事を書きました。

次回は、ボタンを金ボタンに付け替えてからディテールのレビュー記事を書くつもりでしたが、ボタン付け替えにいつもお世話になっている心斎橋リフォームさんに持ち込んだところ、対応がすごく良かったので、これで一つの記事を書きたいと思います。

心斎橋リフォームさんには以前も何度かお世話になっています。はじめてお願いしたのはこの時でした。

お店のサイトはこちら。

大阪発祥だから心斎橋リフォームという名前のようですが、ショップリストの一番上には丸の内店（場所はJR有楽町駅の目の前です）があります。

改めてお店のサイトを見ると、日本の主なセレクトショップと取引のあるお直し屋さんのようです。

ダブルのジャケットのお直しですが、ボタンを金ボタンに替えるのは決めていましたが、身幅詰めはどうしようかな？と考えていました。

しかし実はもう一つ、前の記事には書いてないのですが、袖の丈詰めをするかどうか迷っていました。

本当にほんの少し、長いんですよね。5mmか1cm、というくらいです。

そして更に悩むのが、本切羽なんですよ。そのため袖口側から詰めると、ボタンの移動ができないので、袖口とボタンの位置が近くなりすぎないかが心配でした。

もちろん肩口から直すという手もあります。昨年購入したシーラップのトレンチは袖口にベルトがついてましたので肩口から直しましたが、これは5cm位のお直し。今回の1cm詰めるかどうかというために肩口からの直しを頼むかどうかも（主にコストの面で）ちょっと悩んでいました。

まぁとりあえず金ボタンに替えないことには始まらないので、ユザワヤさんで金ボタンを調達して心斎橋リフォームさんに持ち込みました。

まず、ユーズドで買ったジャケットで、ボタンの付け替えはお願いするけども、身幅詰めと袖丈詰めを悩んでいると伝えたうえで試着。

すると身幅についてはササっとピン打ちが終わり、これくらいでしょうか？という提案。うん、やはり詰めた方がしっくりきます。

次に問題の袖丈ですが、

「少しだけ肩が大きいですね、袖が少し長くなるのもその影響でしょう」

ほうほう、確かに少し肩が余っているかも。じゃあ肩幅詰めした方がいいのかな？

「いや、かなりボリュームのあるラペルなので、肩幅詰めをすると更にそれが強調されますから、肩幅はそのままの方がいいですね」

「袖先は4.5cmありますけど、お客様（の背丈）だとむしろ長いですから、袖先から少し詰めるほうがバランスが良くなりますよ」

はー、なるほど、と思いました。言われてみれば確かに袖先は結構長めで、小柄な私には少し不釣合いかもしれません。むしろ袖先からの方が良いのか。

私は小柄なので、結構ディテールのサイズにはこだわる方なのですが（例えばジャケットのポケットのフラップの幅を少しだけ狭くするとか）袖先の長さのバランスというのはこれまで気にした事がなく、流石プロだと思いました。

それじゃあ袖と身幅も直すとすると、どれくらいかかりますか？と伺うと、3週間位ですね、とのこと。しかし間髪置かずに

「とりあえずボタンだけ付け替えてしばらくお召しになられて、夏になって着られなくなった時に袖と身幅を直されてもいいですよ。せっかく手に入れたので早くお召しになりたいですよね？」

という提案を受けました。

これは実は、提案されなかったら自分でお願いするつもりでした。3週間も預けたら夏前に殆ど着ることができないし、お直ししないと着られないほどのサイズでもなかったので。

しかしお店にとっては2回も預かるのは面倒でしょうし、袖や身幅詰めにまた来るとも限らないわけで、メリットはあまりないはずです。そこを顧客の立場に立って提案してもらったのは、本当に嬉しかったです。

そもそも袖の直しも、お店にとっては肩から直す方が料金は高くなるので良いのではないかと思うんですよね。

そういったお店の都合を差し置いた提案は、なかなかできることではないと思います。

そういうわけでとりあえずボタン付け替えだけお願いしました。勿論夏になったら身幅と袖丈詰めも心斎橋リフォームさんにお願いするつもりです！

心斎橋リフォームさんは、私のような泡沫ブロガーが書くまでもなく優れたリフォーム屋さんなのですが、今回はとても嬉しい気持ちになったので記事にしました。

服好きをやっていて嬉しい瞬間というのは、自分にピッタリの服を見つけた時とか、コーディネートを褒められた時とか、いくつかあると思いますが、お直しで嬉しい気持ちになったのは今回が初めてでした。

もし皆さんがお直しで悩んでいることがあれば、心斎橋リフォームさんに持ち込むのはとてもオススメです。ではでは。