こんにちは。今日はジャングルファティーグジャケットのレビューをお送りします。
目次
人生初のミリタリーアイテム
ファッションに興味を持って20年以上になりますが、なんとなくミリタリーアイテムは避けていました。似合わないだろうなと思ってまして…
そんな私が今になってミリタリーアイテムに興味を持ち始めた理由はいろいろありますが、この方の影響が大きいです。
以前一度ブログ記事でも取り上げた、大島拓身さん。自分とファッションの系統は違うものの、プロらしい着こなしの解説に、穏やかな語り口もあいまって、Youtubeの動画は逐一チェックしていました。
そしていつしか、自分もこういうミックススタイルをやってみたいなと思うようになりました。今までもスポーティなブルゾンにドレッシーなものを合わせるようなミックスはやっていたつもりですが、より強いミックス度合いといいましょうか。
大島さんがドレスファッションと相性が良いとして推されているミリタリージャケットの中でも、春夏物のジャングルファティーグジャケットはサイズも小さいものがあり、これなら私でも着られるのでは?と思い、今回購入したのがこちらのジャケット。
こちらはバズリクソンズのレプリカ品。フリマアプリで約15,000円でした。
ジャングルファティーグジャケットとは?
にわか知識ですが、一応ジャングルファティーグジャケットの紹介を。
このジャケットは、ベトナム戦争でアメリカ軍に導入されたもので、高温多湿のベトナムに合わせて薄い生地で作られています。
ディテールや素材違いで1stから4th(もしくは5th)まで区分され、私が購入したのは3rdモデルのレプリカ。2ndまではエポレットがついているので、ファッションとして使いやすいのはこの3rdと、素材が破れ防止のリップストップになった4thかなと思います。
デザインの特徴は4つのポケット。収納としても使えますが、手を突っ込めるのもありがたい。逆にそれ以外はシンプルな作りで、前身頃のボタンも上以外は比翼仕立てで見えない作り。後ろ身頃にも特に装飾はなく、この辺りがミックススタイルに使いやすいポイントかなと思います。
そしてサイズもかなり小さめ。私が購入したのはレプリカ品でこちらはレディス向けサイズですが、ヴィンテージであってもXS-Shortという最小サイズなら私が着ても違和感のないサイズ。標準体型の方ならXS-RegularやSmall-Shortを選べば、概ねテーラードジャケット的なサイズで着用できるようです。
素材はかなり薄手で、これからの季節にはちょうど良いです。薄手なので腕まくりもしやすいので、夏でも活用できると思います。
こういったファッションとして活用しやすい特徴のせいか、いろいろなブランドがレプリカ品を作っています。
今回のレプリカ品はバズリクソンズという、フライトジャケットなどのレプリカ品をつくっているブランドのもの。特にこの3rdは、BEAMS内レーベルのfennicaからの別注のようです。
ヴィンテージかレプリカか?
ジャングルファティーグジャケットに興味を持ちましたが、本物のヴィンテージやデッドストックにするか、レプリカ品にするかは決めていませんでした。
上で書いたように、ヴィンテージ品でもサイズを選べば着用できましたが、決め手はやっぱり価格。
昨今の例に漏れずジャングルファティーグもヴィンテージ品は価格が高騰しており、私が試着したものは3万円くらいしました。
あくまでファッションとして楽しむので「本物」へのコダワリは無かったので、今回はレプリカ品の購入となりました。数年前ならヴィンテージの方が安かったでしょうね。
コーディネートはあくまで「ミックス」
このアイテムをどうコーディネートするかですが、私がやりたいスタイルはミックススタイルなので、これにカーゴパンツを合わせるようなことはせず、もう少しきれいめなアイテムを合わせます。
といっても、ブロードのシャツにシルクのソリッドタイにウールパンツ、なんてのも合いません。ドレッシーすぎますからね。
ドレスに寄りすぎず、きれいに見えるアイテムを合わせるということを考えつつ、こんなコーディネートをしてみました。
インナーにはコットンのモックネックニットに、つい先日代官山のBEAU GESTEさんで購入したヴィンテージのシルクのスカーフ。
ジーンズはこれまでより少し太めのものを合わせて、靴はパラブーツのシボ革アドニス。
ジャングルファティーグは着てみると、色がオリーブですのでミリタリー感はありますが、そんなにアクの強いアイテムではなく、確かにいろんなアイテムとミックスしやすいと感じます。
スカーフはジャングルファティーグに合いそうだと思い購入しましたが、なかなか良いのではないでしょうか。スカーフのイエローとブラウンがジャケットのオリーブとマッチしていると思います。
インナーは他にポロシャツやニットポロも良さそう。Tシャツより少しきれいに見えるアイテムが良いかなと思います。
下半身は、ジーンズの色落ちが少しカジュアルすぎたかもしれませんね。革靴でバランスをとったつもりですが、濃い色のジーンズの方が良かったかもしれません。細めのしか持ってませんが。
他のパンツでは、ホワイトジーンズも合わせたいです。UNIQLOさんで安くなっていたので色落ちしたものと2本同時に購入しました。ラギッドアイテムのアク抜きには、どこかに白のアイテムを入れるのが簡単かなと思います。
上にも書いた通り、これまでより少し太めのものを購入しました。これも私なりにはエポックメイキング(大袈裟)なことだったので、機会があれば別記事で書きたいと思います。
コーディネートに戻ると、ウールスラックスにして革靴をレザースニーカーにするといったミックスもありでしょうね。
これから夏にかけて、いろいろコーディネートを考えるのが楽しみです。
おすすめのジャングルファティーグジャケット
こちらは福岡の有名なミリタリーショップ、WAIPERのレプリカ。価格も安いので入門には良いのではないでしょうか(私には少し身幅が大きそうでした)。
バズリクソンズの1stのレプリカ。エポレットに加えポケットのボタンも露出してますので、少々ラギッドな感じになるかなと思います。
本物志向の方にはデッドストック。こちらはサイズXS-Regularなので合う方も多いと思います。4thから袖口のディテールが若干変わったものが5thのようです。多少ダメージがあるようですが、おそらくお得な価格と思います。
レプリカ品は様々なブランドから出ていまして、素材、色、サイズ等がアレンジされたものも多いです。ミリタリー色の強いオリーブは苦手な方には、ネイビー等もありますから、お探しになってみてはいかがでしょうか。
今回はジャングルファティーグジャケットの紹介でした。初めてミリタリーを取り入れるなら、春夏ならこのジャングルファティーグはおすすめです。
生地が薄手ですから、インナーを肌寒い頃はウールのニット、暑くなったら半袖というように調整すれば、長い期間楽しめそうですし、レプリカなら価格も手頃と思います。
もっともっと気軽に試してみたい方は、UNIQLOとかGUでも時々出ているようです。今期はGUから出てまして、今見たら790円でした(オンラインでは在庫は無さそうですが)。
実は私も羽織ってみて、身幅が今風のオーバーサイズにされているのでやめたのですが、雰囲気は十分味わえると思います。
この歳になっても、ファッションの幅を広げてみようと思えたことは素直に嬉しいです。このようなアイテムを紹介してくださった大島さんに感謝しつつ、これを機会に少しずつミリタリーアイテムを増やしていければなと思います。ではでは。