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アンダイドのチェックジャケットをレビュー

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こんにちは。今日は、この秋冬の唯一の目玉(のはず)、アンダイドのジャケットのレビューをお送りします。

目次

アンダイドが気になる

ここ数年よく聞くようになった「アンダイド」の生地。

Undyed、無染色で原毛の色をそのまま活かした生地です。

地球環境に優しい、というのがウリと思いますが、個人的により惹かれるのはその色合い。

優しげな色合いのジャケットは、暗めになりがちな秋冬の日々のコーディネートに取り入れると、良いアクセントになると思います。

一昨年からお世話になっているお店で、すでに候補はあったのですが、夏頃に改めてオーダーに伺いました。

使いやすそうなグレージュをセレクト

候補と考えていたのはミルクティー系の生地。現物ではないですが、こんな色合いの生地です。

いかにも洒落者にみえますね。

お店でもまずはこの手の生地を見せてもらいましたが、コーディネートを考えるとなると、なかなか難しそう。

ジャケットがこれくらい明るい色だと、パンツもそれに合わせて少し明るめでないと差が大きくなりすぎますし、ネクタイの合わせも限られると思います。

勿論それらも十分なバリエーションを揃えていればよいのですが、生憎それほどバリエーションはありません。

店主の勧めもあり、結果としては今持っているブラウンのジャケットに寄せて、コーディネートしやすいトーンの生地でオーダーしました。それがこちら。

グレージュ系のガンクラブチェックの生地は、MARLING&EVANS(マーリン&エヴァンス)のもの。デッドストックのようです。

MARLING&EVANSは1782年創業、イギリスの生地メーカー。近年は特に、アンダイドの紡毛生地で有名ではないでしょうか。

生地のアップ。

ミルクティー系よりコーディネートの幅は広め、それでいてアンダイド特有のニュートラルなカラーリングも楽しめる生地。

目付は350〜400g/mというところで、それほど厚手ではありません。個人的に冬は重ね着が前提なのでこれも◎。

ディテールは定番で、シングルの段返り三つボタン、胸はバルカポケット、腰はパッチポケットです。

いつもと違うのは袖ボタンの数。いつも4つですが3つにしました。なぜかはあまり覚えてません(笑) 店主の勧めだと思います。

胸元の画像。

いつもながらラペルの返りはきれいです。

バックスタイル。

こちらも普段通りのサイドベンツ。

この辺の仕様については変えようという気が全然ないです。

肩パットをかなり入れました

今のお店でジャケット(スーツ組上含む)を作るのは5着目ですが、毎回少しずつ、肩パットが厚くなっています。これも店主のおすすめです。

単体で見てもあまり分からないと思いますが、去年作ったブルーグレーのスーツと触り比べると、特に肩の後ろの方の厚みが違います。

肩パットを入れることで、トップヘビーなバランスとなりマスキュリンな印象になります。

この辺りは好みの分かれるところですね。肩パットを抜いた、軽く見える(実際に軽いかどうかより、見え方の話)ジャケットも好みです。

私の場合、背が低くて痩せてますので、トップヘビーに見せるのが果たして似合うのか、というのもあります。

ただ、ジャケット生地というか、季節によって使い分けをしても良いかなと思っています。秋冬であればある程度カチッと見えるのもアリかなと思っています。

書いてるだけだと分からないと思いますので、着画を見ていきましょう。まずはオンタイム用にネクタイをした着こなし。

失敗だったのはソックスの色ですね、まずそこに目がいっちゃいます(笑) パンツが少し短いかもしれません。

あとジャケットも、背景色に溶け込んでよく分かりませんね…

タイはグリーンの花柄タイ、靴は今春購入したオリエンタルのローファー、アルバースです。

グレージュのジャケットなのでパッと明るいということはありませんが、ガンクラブチェックと相まって、ダークグレーやネイビーなどのありがちなカラーに比べるとやはり少し明るい印象です。

それでいて明るすぎて合わせにくいということもないため、手持ちのアイテムとの相性も良さそうです。

ネクタイは暗めのブラウン、グレー、グリーンあたりなら問題なさそうですね。ネイビーは微妙かも。

続いてオフタイム向け。

冬のオフタイムはタートルネックしか着ないので、やはりここでもミドルゲージのタートルネックを合わせました。

こちらのバックスタイルが、ジャケットの肩のラインが分かりやすいですね。春に作ったブラウンのジャケットと並べてみます。

微妙な違いですが、今回のジャケットの方が肩線が水平に近づいているような…

ただ自分で鏡を見ると、カッチリした印象なのは確かに分かります。

そして相変わらずバックスタイルの方が絵になるので、こちらをトップ画にしました。



というわけで、この秋冬のジャケットのご紹介でした。手持ちのアイテムを活かしつつ、秋冬の着こなしの幅を広げることにもつながる良いジャケットを作ることができ、総じて満足しています。

今年の買い物はもうほぼ終わりですね。あとはネクタイを買うかどうか…ここまで来たらもうセール狙いですかね。ただ、ご紹介していない小物がありますので、それは11月中には記事にしたいと思います。

最近急に寒くなってきましたので、重ね着を楽しみつつ、ご自愛くださいませ。ではでは。