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【Tips】サイズ合わせのポイント【シャツ編】

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こんにちはトリグラフです。さて、以前ジャケットのサイズ合わせについて記事にしました。

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今回はシャツのサイズ合わせについて書きたいと思います。

シャツは自分のサイズを知っておこう

さて、前回のジャケットのサイズ合わせの時は、写真を混ぜたりしながら「どういう状態が『サイズが合っている』のか」を説明しました。

一方、今回のシャツの場合は、それに加えて「実寸プラス◯cm位が標準です」という説明をしていきます。

ジャケットは立体的なものなので、試着して鏡で見てみることが大切ですが、シャツの場合はジャケットに比べれば平面的ですので、ポイント毎のサイズが分かっている方が選ぶ時もスムーズなのです。

勿論シャツも試着してみる方がいいのですが、それにしても自分のネックサイズや裄丈を知っている方が効率的というわけです。

 

①ネックサイズ

シャツのサイズでまず大切なのがネックサイズ。特にビジネスユースのシャツの場合、サイズはSMLから選ぶのではなくて、ネックサイズで選ぶことも多いです。

例えばスーツカンパニーのサイトでシャツをサイズから選ぼうとすると、SMLといったサイズ表示の他に、37-80とか39-82とかいった表示が出てきます。

これは、最初の数字がネックサイズを表していて、月の数字が裄丈(襟の付け根の真ん中から肩を通って袖先までの長さ)を表しています。シャツのサイズ表示に出てくるくらい重要ということですね。

なぜ重要かというと、第1ボタンまで閉めて着たときに、キツすぎて閉まらなくても困るし、かといって緩すぎるのもカッコ悪いからです(カジュアル向けのシャツの場合は、第1ボタンを閉めない場合も多いでしょうから、ビジネスユースのシャツほど重要ではないでしょう)。

ネックサイズの実寸は、首の襟が当たるあたりを一周測るのですが、シャツ寸法は実寸プラス2cm程度が目安です(ちなにシャツのネックサイズはボタンからボタンホールの中心までを測ります)。

自分のサイズが分からなければ、店員さんに測ってもらうといいでしょう。

ちなみに既製品で普通に揃っているのはシャツのサイズで37cm〜41cmくらいでしょうか。これより細い・太い人はイージーオーダーもオススメ。安いところなら数千円で作れますから、既製品とそれほど値段は変わりません。

過去にシャツをオーダーした記事をあげていますのでこちらをご覧ください…といってもオーダー出来ていないのですが、別にお店が悪いわけではありませんので。

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ネットでのオーダーも「ファースト・エクスペリエンス」さんでやってみました。

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オーダーをしたことがないという人でも、シャツのオーダーならスーツほど時間がかかりませんし、仮に失敗しても金銭的ダメージは少ないので、オススメです。

シャツはジャケットを着てしまえば大体見えなくなってしまいますが、ネックだけは隠せませんしとても目立つ部分。一方できつ過ぎて耐えられないというのも困りますので、よく選んだ方がいいと思います。

 

②肩幅

シャツの肩幅はジャケット同様に、袖の付け根の上側が肩のどの位置にくるかがポイントになりますが、個人的にはほんの少し体側に入り込んでいる方が良いかなと思います。

別の言い方をすると、シャツの袖の付け根部分が腕に沿って丸くなるような感じです。私の場合はこんな感じです。

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肩幅の測り方は

A:袖の上側の付け根をつないだ直線

というのと

B:袖の上側の付け根から襟の付け根の真ん中を通って反対側の袖の付け根の上側まで

というのと、二つ測り方があるようです。写真にするとこういうことです。

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そのため、自分の肩幅がどちらで、シャツの肩幅がどちらかで、微妙にサイズが変わってくるので注意しましょう。私はAの幅は大体わかっています。Tシャツをネットで買うときなんかはAの幅が基準になりますね。

ちなみに①ネックサイズで書いた裄丈というのは、Bの長さの半分(片側)と袖丈を足した長さです。

 

③袖丈

肩先(肩幅を測る時の基点)からカフスの先までの長さのことです。

袖丈は、腕をまっすぐ下ろした時に、手首のくるぶし(で、通じますよね?)が完全に隠れつつ、手の甲はほぼ出るくらいの長さがいいと思います。

またジャケットとの関係では、ジャケットの袖口から1cmくらいのぞく程度が良いでしょう。

以前のスーツサイズ合わせ記事に載せた写真ですが再掲。

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④バスト(身幅)

バスト(左右の腕の付け根の下部分を一周した長さ)は、実寸プラス15cmくらいが標準かなと思います。

シャツの身幅表示は一周ではなくて片面だけのことも多いです。例えばバスト90cmで、標準的なゆとりがいい方は、シャツのバストは105cm=片面表示の身幅は52-53cm位がいいということになります。

私はタイト目が好きなので実寸プラス8〜10cm位ですね。

肩幅、身幅、バストはやはり試着してみるのが一番ですね。

 

⑤ウエスト(胴囲)

腰の一番くびれたところを一周測ります。シャツサイズは実寸プラス10cm位かなと。

ただ、ビジネスシャツならウエストはそれほどこだわらなくても良いかなと思います。バストが合えばまず問題ないかと。


⑥着丈

着丈は極端な話、パンツから出なければ良いだけです。まぁあんまり長すぎても邪魔になりますが。

 

⑦袖幅

これはちょっと調整しづらいですね。オーダーなら袖幅を細くした方がスタイリッシュになると思います。

 

最優先はネックサイズ、次に袖丈、バスト

シャツサイズで重要なのはとにかくネックサイズです。特に痩せ型でネックがガバガバなのはネクタイを締めた時にカッコよく見えません。

逆に首は太いけど身長はそれほど高くない方は、ネックサイズを合わせると袖が余ると思いますが、これはアームバンドをするとか、袖を詰めるとかで対応できます。

アームバンドというのはこういうアイテムですね。腕に通して袖が落ちてこないようにします。

 

 

こういうタイプもあります。袖を吊るタイプです。

 

すごく痩せててかつ背も低くて…という人はネックも袖もバストも余り気味だと思いますので、やっぱりオーダーがオススメです。こちらの記事もご覧ください。

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シャツはジャケットに比べれば気をつけるポイントは少ないかもしれませんが、とにかくネックサイズだけはなんとか合わせておきたいところ。ネックサイズはお直しというわけにはいきませんので、ここ優先で選びましょう。ではでは。