こんにちはトリグラフです。今日は、サイズが合わずに痛い革靴をミンクオイルで伸ばしてみたというお話です。
痛いローファー、まだ持ってました
私の持ってる革靴の中で、圧倒的にカッコよく(自分内基準)、かつ圧倒的に痛いのが、セントラルのローファーです。
かなり昔のレビュー記事はこちら。
本当に形は気に入っているんですよ。履き口が大きくあいていて、サドル部分の切れ込みも小さめなところが、とってもエレガントだと思っています。
過去にも革を伸ばすために色々やりました。
上では一応完了、と書いているのですけど、実際はもうあきらめたというところが正しいですね。本当は週1程度で登板させたいのですが、帰り道は特に左足がかなり痛くなるので、2週に1回程度の登板となっております。
そんなわけでたまに履いていたこちらのローファーですが、少し違うアプローチで伸ばしてみようというのが今回の記事です。
使うのはミンクオイルです
これまでは基本的に、物理的な力で伸ばすというやり方でしたが、今回はミンクオイルを使って革を柔らかくして伸ばしたいと思います。使ったのはコロンブスさんのミンクオイルです。
[コロンブス] クリーム ミンクオイル シューズ・レザーグッズ用 45g
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ミンクオイルは一般的な革靴用のクリーム(乳化性クリーム)に比べて、油分が多く、革に浸透しやすいのが特徴だと思います。
ただし、ミンクオイルの事を調べるとすぐに出てきますが、革靴の手入れにはあまりオススメされていません。革が柔らかくなりすぎるとか、カビが生えやすくなるといったことが理由のようです。
実際、裏側の注意書きにも、「オイル仕上げ革に油分を与える保革クリーム」と書いてあり、「その他の皮革にはご使用になれません」とも書いてあります。
でもいいんです。革が硬すぎるので、柔らかくなりすぎるぐらいでちょうどよいのです。カビについては…困りますけれど、今だと履くのに心構えがいる感じなので、もっと気楽に履くためには、多少リスクがあってもやってみようということで。
塗った結果、柔らかくなりました!でも思わぬデメリットも
痛くなるのはアッパー部分で、とくに左足がかなり痛くなりますので、左足のアッパーに満遍なく塗り込みました。
コロンブスさんのミンクオイルはちょうどワセリンのような感じでしたので、指先に少しとって痛みのあるところの外側に塗る、というのを2〜3度繰り返し、軽く拭きとってみました。これが正しい使い方なのか分かりませんが…いや、オイル仕上げ皮革に使ってないから、正しくはないですね。
あとは元から入れていたキツめのシューツリーを入れて一晩寝かせて、翌日履いてみたのですが、今までとは全然違って、かなり伸びたことが実感できました。
これまで、帰り道では左足がかなり辛かったのが、左足はそれほどでもなくなり、代わりに右足の痛みが気になるようになってきました(笑)、なので、同じように右足にも塗ったところ、かなり改善しました。
ただ、心なしか革の光沢がなくなったように感じました。ネットで他の記事を見ても書いてなかったデメリットだと思います。
元々、鏡面磨きのようにピカピカに光らせていたわけではないのですが、もう少し光沢が欲しいと思いましたので、手元にあったBrilloというクリームを塗ってみました。
[コロンブス] 皮革用クリーム ブリオクリーム BRILLO ムショク
- メディア: Shoes
こちらは元々はレザーバッグ等に使おうと思って購入したものです。ミンクオイル同様浸透しやすいので、薄い色の革に使うとシミになってそこだけ色が濃くなることがありますのでご注意を(実体験)。
これをアッパーに塗ったところ、自分好みのジワッとした光沢が出ました。ていうか、最初からこのクリームだけ塗っても良かったかもしれませんが…
しばらくこの状態で履いていきたいと思います(外出自粛が解除されたら、ですが)。
ミンクオイルのおかげで、これまで物理的に伸ばそうとしてもあまり効果がなかった革靴を伸ばすことができました。
もし、皆さんのお手元にも、痛くて履けないけど手放すには惜しい革靴があれば、試してみるのも良いかもしれません。ミンクオイル、安いですしね。
ただし、繰り返しになりますが、これはミンクオイルの推奨される使い方ではありませんのでくれぐれもご注意ください。
革靴の手入れでもしながら、また前のように自由に外出できる日を待ちたいと思います。ではでは。