こんにちはトリグラフです。これまでの記事でも私が小柄であることは触れてきましたし、そのために私が気をつけていることも少し書きました。これらは、私がこれまでいろいろな失敗をしたり考えたりしながら、その度に少しずつ学んできたものです。そこで、そういった小柄で背が低いな男性向けのスーツスタイルTipsを何回かに分けて書いていきたいと思います。特に小柄な人の参考になれば幸いです。
さて、第1回は総論として、小柄な男性のスーツスタイルには特別な『地ならし』が必要、ということを書きたいと思います…が、その前に少しだけ「小柄な男性」ってどれくらいを指しているのよ?ということに触れておきます。
これは正直、あまり触れたくない話題なんですよね…例えば身長何cm以下を小柄とする、なんて書くと荒れそうだし、ってまぁ荒れるほど読まれてませんが。実際、人によって、あるいはシチュエーションによって小柄の基準は違うと思いますしね…しかしそこを漠然としたまま進めても実用的なTipsとならなさそうですので。
それではどういう人を「小柄な男性」というかですが、少なくとも私は自分のことを小柄と思っています。そんな私がどういう体格かというと、
・身長は155〜164センチの間です。
・体重は45~54キロの間です。
少なくとも現代日本で20代〜50代でこの身長・体重の男性は「小柄な人」に含まれる、というのが私の認識ですし、これに異論がある方はまずいないでしょう(あくまで「含まれる」というのがポイントです)。勿論これに含まれない人にも参考になれば幸いです。
さてそれでは今回の本題です。
小柄な人のスーツスタイルには特別なコツがいる
さて、小柄な人に限らず、またスーツスタイルにも限ったことではないですが、オシャレに見せるにはコツがありますよね。ファッション雑誌には定期的に『オシャレに見せるコツ』みたいな記事はのりますし、ネットでもたくさん見かけます。
それらのコツは勿論小柄な人にも参考になるものもありますし『体型カバーのオシャレ術』みたいな記事で小柄な人向けのオシャレTipsもありますね。
私も勿論そういう記事を参考にすることもあるのですが、正直それらの記事では足りない、と思うことが多いです。特に小柄な人がスーツスタイルを『オシャレに見せる』ことを考えると、『イージーオーダーなら自分のサイズに作れるから小柄な人もOK』とか、そういう漠然とした提案だけでは、あまり役に立たないと思っています。
必要なのは『違和感を消す』こと
私が特に小柄な人のスーツスタイルで重要なのは『違和感を(なるべく)消すこと、ごまかすこと』だと思っています。
ファッションにおいて違和感というのは、ジャンルによってはアピールポイントかもしれませんが、ビジネスマンのスーツスタイルにおいてはなるべく消して行くべきでしょう。分かりやすいところでは『黒靴に茶色のベルト』は違和感がありますよね。こういう違和感をなくして調和を取った上で、少しのオシャレ要素を加えて行くのがスーツスタイルのオシャレの基本かと思います。
靴とベルトの例は体型に関係のない例ですが、小柄な人の場合、実はこういう違和感がそこかしこに潜んでいると思っています。標準体型の人だとそれほど神経質にならなくてもいいところにもちょっと配慮をしないと、そこに違和感が生じる可能性があるのです。その違和感が全体の調和を乱し、チグハグな印象を与える…少し大げさに書けばそういうことがありえます。
そしてこの違和感というのは、基本的に誰も指摘してくれません。ショップスタッフは勿論イージーオーダー店の店員ですら、何も言ってくれないと思った方がいいです。ですので、そういう違和感を自分で認識し、それを消すための工夫を自分で実践していかなければなりません。
違和感を消すのは『地ならし』で、オシャレはそこから
そして、これらの違和感を消す取り組みのすえオシャレに見えるかというと、残念ながらそうではないです。この違和感を消す取り組みはオシャレする上でのいわば『地ならし』です。違和感を消してやっと普通になると言ってもいいでしょう。これに取り組んでからやっとオシャレが始まると考えています。
なんだか気が滅入ることばかり書いてしまってすみません。ただ、このブログではこれまでの私の経験で得た違和感を感じるポイントとそれを消す(あるいは和らげる、ごまかす)方法を書いていきたいと思いますので、それを参考にしてもらえば、私の辿った回り道や試行錯誤はしなくて済むのでは…と思います。
別にたくさんお金がかかるとか、特殊なスキルが必要ということはありません。ただちょっと気をつけるポイントを知っているだけで、小柄な人がスーツスタイルをオシャレに見せるための基礎ができると思います。
最後に、これから書くTipsは私の経験と考え、感じ方によるものですので、小柄な皆さん全員に当てはまるかどうかは分かりません。また『それはちょっと違うんじゃないの?』と思われることもあると思います。その際はコメント欄でご指摘いただいても結構ですし、基本的にはご自身で納得されたところだけ取り入れていただければと思いますのでよろしくお願いします。
→次の『サイズの重要性』はこちらです。
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