こんにちはトリグラフです。今日は、フラッと入ったスーツカンパニーさんのコートと革靴が結構良かったので、これを紹介したいと思います。
スーツカンパニーさんに対しては、最近やや批判的な記事を書きました。
ただ、上の記事にも書いたのですが、こちらの既製品のスーツの品揃えって凄いと思うんですよ。私も標準体型だったらここのスーツを買ってちょっと直して着ると思います。
これは上の記事では書いてないのですが、実際に昨年、弟から「友達の結婚式に出るからスーツを見繕ってほしい」って言われた時は、スーツカンパニーに連れて行って買いましたしね。
ちょうど通勤経路にお店があることもあり、時々立ち寄ってるんですが、今回コートと革靴(ローファー)を試着してみたところ、スーツカンパニーさんもここまできたのかと思いましたので、特に小柄・低身長さん向けに紹介したいと思います。
SSサイズのコートが豊富
まずコートですが、こちらはSサイズの下のSSサイズというのをやってるんですよね。
以前はごく一部のモデルについてだけだと思っていましたが、かなり多くのモデルでSSサイズがあるようでした(これは以前の私の記憶が間違っているだけかもしれませんが)。
ネットストアを見ても、シングルチェスター、ダブルチェスター、トレンチ、そして流行のラグランスリーブのベルテッドと、一通り揃っている印象でした。
店舗で試着したのはこちらのラグランスリーブのベルテッドコート(税抜33,000円)でしたが、
(https://www.uktsc.com/disp/CSfGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=564808 より2019/11/20取得)
着た瞬間に感じたのがとにかく軽い!ということ。まぁ防寒性とのトレードオフかもしれませんので軽ければ何でもいいわけじゃありませんが、自分のように満員電車に揺られる人からするとこれくらいで丁度いいですね。
(店員さん曰くウールじゃなくカシミアだから軽いとのことでしたが、カシミア混率10%なんだから、それはないでしょう)
フィット感はまずまずで、痩せ型の私でも、身幅や袖幅もそれなりにフィットしました。
着丈もかなり短い設定で、Mで95cm、Sで92cm、SSだと89cm。ネットストアの着画を見ると、今の流行よりもやや短い着丈設定のようです。
私はもう少し着丈長めで身幅細めが好みでしたが、他のお店でサイズに困っている方は試着してみる価値はあると思います。
PACO MILAN(パコミラン)のローファーはかなり攻めたサイズ
次に目に留まったのはこちらのローファー。
(https://www.uktsc.com/disp/CSfGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=562980 より2019/11/20取得)
スエードと表革の切り替えがオシャレなこちらはスペインのシューズブランドPACO MILAN(パコミラン)への別注品。
パコミランの名前は聞いたことがあり、こなれたデザインとかなり手頃な価格でなかなか良いなと思っていましたが、試着する機会がありませんでした。
へーこんなところでお目にかかるとは、と思いながら24.5cmのこのローファーを試着したのですが…
おいおい、ちょっとキツイくらいだぞ?
私はJMウェストンのシグニチャーローファーだと5Cとか5/Bを勧められており、大概のローファーは緩いのですが、このパコミランのローファーはピッタリというか、甲周りにはやや圧迫感がある感じで、ヒールも抜ける感じはありませんでしたね。一つサイズをあげて25cmにした方が楽でした。
ただ、時間は夜8時頃ですので足がむくんでいる頃であり、かつかなり柔らかい革質でしたので、おそらく24.5cmを買って伸ばす方が良さそうです。
こちらは税抜21,000円。流石にスエードはややムラがあり、表革はキップ(カーフより年齢が進んだ牛革)を加工したガラスレザー、ソールは樹脂製と、素材は高級靴には及びませんが、流行を捉えたデザインに振り切ったコンセプトのアイテム、なかなか良いと思います。
ジャケパンスタイルには勿論、オフでもかなり使えそうで、私も本気で購入を検討しています。まず靴箱が空いてないんですが(笑)。
私のように甲低幅狭で足に合うローファーを(格安で)お探しの方には大変オススメです。
というわけで、今日は小柄な方向けのスーツカンパニーさんでのオススメアイテムを紹介しました。正確にはローファーのほうは足が小さい方向けですが、そこはご容赦を。
スーツカンパニーさんのネットストアに行くと、一番上に「サラリーマンのユニフォーム、終了」とあるんですよね。
今まで、良質なスーツを安価で届けることに注力するあまり、スーツをユニフォーム化させてしまったことへの反省、ということのようです。
このメッセージの当否はともかく、特にパコミランのローファーは、明らかにスーツカンパニーさんの既存の客層とは違った方向を狙っている感があり、それを上位ブランドであるユニバーサルランゲージでなくスーツカンパニーでやるというのは、なかなか攻めているなと感じました。
これからもこういう掘り出し物のアイテムがあるかもしれませんので、時々立ち寄ってチェックしたいと思います。ではでは。