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長く使えるアイテム選びのコツ

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こんにちは。今日は「長く使えるアイテム選びのコツ」ということでお送りしたいと思います。

目次

4月に、5年前に10万円だったアイテムは今いくらか?という記事を書きました。

毎年どんどん物の値段が上がるこの時代、多くの方は「なるべく長く使えるものを選んで買いたい」と思っておられると思います。

そこで今回は、私の実体験などを踏まえて「長く使えるアイテムを選ぶコツ」というのを紹介していきたいと思います。

手持ちのアイテムと馴染むか

まず一つ目ですが、そのアイテムが手持ちのアイテムと馴染むかどうか。

いくらアイテム単品で見て心惹かれても、自分の普段のコーディネートに馴染まなければ、やはり使わなくなると思います。

これは、買う前に脳内シミュレーションをちゃんとやれば大丈夫でしょう。普段自分がよくする格好をいくつか思い浮かべて、多くの場合に馴染むようなら長く使っていけると思います。

ただしこのような選び方をすると、ワードローブに似たようなアイテムばかりが並ぶおそれもあります。勿論、それで良ければ良いのですが、自分のオシャレの幅を広げたいという場合は、手持ちのアイテムから「何かを少しズラす」ということを考えてはどうでしょうか。

例えば、普段↓のような白のレザーのコートスニーカーを好んでよく履いている方が、

いきなり↓のようなハイテクスニーカーを買うと、使いづらく感じると思います。

これは極端な例ですが、実際私も白のレザースニーカーを履きますがサロモンもカッコ良いと思うんですよね。

この場合は色も素材もデザインのテイストも違うスニーカーなので難しいと思いますから、例えば

・色だけずらして、黒レザーのコートスニーカー

・素材だけずらして、白のキャンバススニーカー

・デザインのテイストだけずらして、白レザーのデッキシューズ

あたりを買えば、オシャレの幅を広げつつ、長く使っていけると思います。

経年による汚れや傷みがネガティブにならないか

続いて二つ目。どんなアイテムでも着用により汚れたり傷んだりしてきますが、それを想像してみて、受け入れられるか考えることです。

よく言われる「経年変化」という言葉は、この汚れや傷み(の中の一部)を「アジ」として好意的に捉えるものです。例えば長年着用しているコートなら、袖口が擦り切れてきたりすると思いますが、これを「アジが出てきた」と言ったりしますね。

ただし、経年による汚れや傷みの全てがアジと言いきれないのも皆さんご承知の通り。経年により合皮やポリウレタンのコーティングがボロボロ剥がれてきたのをアジとみなす人はいないでしょう。こういうのは明確に経年劣化ですね。

じゃあ天然素材はアジで人工素材は劣化なのかというとそうとも言い切れない。例えば使い込まれたナイロンバッグには、クタッとした独特のアジが出ることもあると思います。

そのため、買う前にそのアイテムを使い込んだ時にどんな汚れや傷みがつくかを想像してみることが大切です。

例えは手で持つタイプの鞄なら、一番汚れるのは持ち手。そのため持ち手が合皮だとボロボロ剥がれてきてそれで寿命でしょう。一方、天然皮革でも黒ずみが目立ってくると思います。

この時、この黒ずみを想像して「アジ」というようにポジティブに捉えられなくても、「そんなに大したことないか」とか「いざとなったら専門クリーニングに出したらいいか」といったくらいに、大きなネガティブとして捉えられなければ、或いは多少のネガに目をつぶれるほど他にポジティブな面があるアイテムなら、長い付き合いになると思います。

なお、天然皮革でいえば、シボ革アイテムを選ぶとそもそも傷や汚れが目立ちにくいのでおすすめです。以前書いた記事↓もよければご覧ください。

「これで良い」と思えるラインを見極める

これはコツというか心構えにもなるのですが、使っているうちに多少気になる点が出てきても「まぁ、これで良いか」という気持ちを持てるか、ということです。

「これが良い」ではなく「これで良い」です。妥協できるかどうかです。

妥協というとあまり良い言葉に聞こえないと思いますが、何かに妥協するとき、そのアイテムなりプランなりに自分が全く魅力を感じていない、ということがあるでしょうか?

多くの場合は、ポジティブな面もありネガティブな面もあるが、トータルとして悪くはない、というときに妥協すると思います。

と、わざわざ書くまでもなく、多くの人は購入前から「このアイテムのここは良いけどここがもう一つだなぁ」と考えていると思うのですが、それを踏まえて買ったのにあまり使わないアイテムが出てくるというのは、自分が妥協できない要素が見極められてないからではないでしょうか。偉そうに書いてますが自戒をこめて書いてます…

私でいえば「色」がポイントなことが多いですね。ただこれは似合う・似合わないに直結するので、単に「似合わないアイテムを買った」というだけの気もしますが…

ちなみに、購入前のポジティブポイントが価格「だけ」だと、長く使わないことが多いです。これは当たり前の話で、買った後に価値が増す点では無いからですね。そういう意味では「買う理由が値段なら買うな」はある程度正しいかなと。

少し補足すると、複数アイテムの比較検討や、予算全体の縛りから最終的に「価格」で決めることはあると思いますが、この場合は購入理由が価格「だけ」ではないでしょうから、長く使うこともあると思います。

「買わない理由が値段なら買え」のほうは、その通りにしたら破産するだろと思います(笑)。

流行はコスパ良く楽しむ

ここまで、長く使えるアイテム選びのコツを書いてきましたが、一方でファッションというのはこれ反する「流行」というものがありますね。メンズファッションであってもある程度の流行はあるものです。

私は「乗れる流行には乗る」というタイプですので流行も気になるのですが、流行っぽいアイテムはコスパ重視で選びます。

例えば厚底のスニーカー。私も二足持ってますが、いずれも1万円以下で買いました。いまも↓のはよく履いています。

リーボックのLX2200。これ、被らないし、手頃だし、良いと思います。

ところで、上で「流行っぽい」と書きましたが、それが一時的な流行だったのか、それとも定番化するかって、後にならないとわからないところもありますよね。

実は上であげた厚底スニーカーも、極端なものを除けば定番化しているのではと思ってます。というのも、クッション性が良いとか、身長が盛れるとか、色々メリットがありますからね。私が持ってるのは3.5cm程度のソールですが、もうこれくらいだと厚底とは言わないかもしれません。

あとは、自分のスタイルに取り込んでしまえば、流行とか関係なく着用すれば良いと思います。私の場合はニットジレがそれですね。



というわけで、私なりの長く使えるアイテム選びのコツをご紹介しました。

ここに書いたことが十分条件でもなければ必要条件でもないのですが、このようなことを頭の中で考えながら購入アイテムを選ぶことが多いですので、皆様の参考になれば幸いです。ではでは。