こんにちはトリグラフです。今日は今年最後の購入報告、みんな大好きあの革靴をユーズドで購入したのでご紹介します。
今回購入したのはこちらのブランド。
Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)の
CAVENDISH3(キャベンディッシュ3)です。カラーはブラウン。
タッセルローファーの超定番モデルですね。
軽めのブランド紹介
クロケット&ジョーンズは1879年にイギリス靴の聖地ノーザンプトンで創業した靴メーカー。
元々はOEMメインのメーカーだったようですが、1990年代から自社ブランドの展開を重視するようになったそうです。
OEMをたくさん手がけたからか、世界一たくさんのラスト(木型)を持つメーカーとも言われているようです。
キャベンディッシュ3とは?
そんなクロケット&ジョーンズですのでローファーのラストも複数あるのですが、今回購入したのはラスト375のキャベンディッシュ3。
元々タッセルローファーではラスト325のキャベンディッシュ2というのがあったところ、BEAMSさんが日本人向けにヒールカップを小さめにする等の別注をかけたのがラスト375のキャベンディッシュ3で、今ではインラインモデルとして他のお店でも買えるようになった、というのは有名なお話。
コンディションを見てみましょう
ま、蘊蓄はこのくらいで、今回購入したアイテムの状態を見ていくことにしましょう。最初に書いたようにユーズドでの購入ですから。とりあえず写真を再掲。
パッとみて靴の内側の色が結構経年変化しているのが分かりますよね。着用数回、というわけでは無さそうです。
しかしアッパーの状態は非常に良いのではないでしょうか。多少履きジワはありますがすごくきれいですよね。
コンディションの話ではないですが、キャベンディッシュ3が支持を集める理由は日本人向けのフィットも勿論ですが、中庸なトゥのシルエットにもあるのではないでしょうか。
シャープすぎず、丸すぎずですのて、スーツやジャケパンにも、ジーンズ等に合わせても行けると思います。
続いてアッパーのアップ。
アップで見ても傷は見当たりません。それと綺麗に鏡面磨きがされていますね。
個人的に鏡面磨きはそんなに好きではないなと思ってたんですけど、いざ自分が買ったものを見てみると綺麗だなーと思ってしまいます(笑)。
タッセルローファーの肝であるタッセル部分にも特に傷みは見当たりません。
次にアッパーをサイドから。
履きシワは入っていますがクラックはないです。
続いてヒールカップ。
ここも傷もなく綺麗に鏡面磨きがされています。また履き口にも傷はありません。
続いてカカトの内側。
ここは最初の写真でも見たように使用感が顕著です。特にカカト周りは内張がないので少し変色が目立ちますね。自分としては許容範囲ですが気になる方もいらっしゃるかと。
ところで「FOR BEAMS F」の印字が示す通り、こちらはBEAMS別注モデルのようです。
ただ、仕様は通常のキャベンディッシュ3のように見えますから、そうなるとキャベンディッシュ3そのものがBEAMSさんの別注品だった頃のものなのかもしれません。そうなるとそれなりに昔のお品となりますね。
そう考えると内側の使用感も納得いくわけですが、革の状態は非常に良いので、よく手入れされながら履かれていたのだと思います。
靴底はハーフラバーが貼ってあります。
続いてヒール。
少し減っていますが交換にはまだ早いかな。
最後につま先。
はい、ここが一番気になりました。ハーフラバーが削れてしまってますね。
ここだけは履く前に直したいなということで、今回は初めてトゥスチールをつけました。そちらはまた別記事で紹介したいと思います。
フィッティングについて
サイズは5ハーフを購入しました。
新品だと夕方に薄手のソックスで試着して5ハーフで甲はピッタリ、カカトに少々ゆとりがあるかな、という程度でした。
個人的にはローファーだからといって修行するようなサイズでは履きたくないので、ちょうど良いかなという感じ。
ユーズドだとこれより少々緩くなっていることも考えられましたが、ハーフサイズ落とすとかなりキツそうでしたし、そもそもユーズドでサイズ5なんてほとんど出てこないんですよね。
今回は上記のようにアッパーの状態の良さそうな5ハーフが手頃な価格で出てきたので購入したのですが、出勤時に履いた時は朝はカカトがやや緩めなものの夕方になるとほぼ解消される感じですので、サイズ選びは良かったかなと思っています。
コーディネートはオンオフOK
コーディネートについては先に書いたようにオンオフ両方使えるだろうと考えています。
オンではジャケパン合わせは勿論、最近はスーツに合わせる人も多いようです。以前購入したグレインレザーのアドニスより少しドレッシーなので、私もスーツに合わせてみようかと思います。
オフでも勿論使えそうです。以前紹介したG-9のような少しスポーティなアイテムに合わせると、バランスが取れそうな気がします。
夏に着るアイテムが少ない中でもちょっとドレッシーに振れそうなのが良いですね。
タッセルローファーはこの秋冬の購入計画でもあげており、クロケットに限らず色々探索していましたが、今回王道のものが手頃に入手できましたので非常に満足しています。
まぁ本当は今年はローファーは買えないと思ったので白スニーカーを買ったところだったのですが、ユーズドは良い出物があれば即決しないと後悔しますので購入した次第です。引き続きコロナ禍中ではありますが、機会を見つけて履いていきたいと思います。
それでは皆さん良いお年をお迎えください。ではでは。