こんにちは。10月も下旬になり東京の気温もようやく下がってきて、そろそろ上着がジャケットだけだと肌寒い日もあるかと思います。
今日はそんな秋口にシレッとNewinしたコートについてご紹介します。
目次
2022AWはコートを買わない、はずが…
なんだかんだで、秋冬は5シーズン連続でコート買っています。
2017AWはBelvestのコート
2018AWはSealupのトレンチコート
2019AWはチルコロのコットンジャージーコート
2020AWはhevoのコート
そして2021AWはhevoのコートおかわり!
この5着はどれも気に入って着てますので、買った後悔はないのですが、さすがに5着あったら平日日替わりで着れるし、もう今年はいらないだろと。
勿論これから一生コート買わない、なんてことはないでしょうが、今年はウエストン買って秋冬のスーツも仕込んでてもう資金もないし置き場もないよ、と思ってたんですよ、いや本当に本当です。
でも、探索はするじゃないですか?これはもう服好きのサガじゃないですか?去年のhevoだってたまたまメルカリ探索してたら新品が半額で出てたんですよ?一期一会大事じゃないですか?
で、探索してて好きなブランドのマイサイズっぽいものがセカストさんでそこそこの値段で見つかったら取り寄せるじゃないですか?試着したらやっぱりマイサイズだったら悩むじゃないですか?でも結局買うじゃないですか?
どうですこの流れ、これどこかに買わないルート分岐あります?無いですよねー。
というわけで今回購入したのはこちらです。
Sealupのコットンのバルカラーコート、ベルト付きです。
セカストさんでユーズドを16,000円ほどで購入しました。
Sealupの紹介
コートの紹介の前に簡単にブランドの紹介を。Sealup(シーラップ)は1935年創業のイタリアのアウター専業ブランドです。以下、日本代理店のSDIのホームページから抜粋。
ハイクオリティで主張しすぎず、シンプルでエレガント。シーラップのアウターには、そんなミラノならではのテイストが凝縮されています。“Made in Italy”を打ち出し、カッティングから縫製までを行うミラノに構える自社工場にて、すべての製品を生産。生産スタッフ全員が女性であり、専門的かつ高度な技術ときめ細かな気配りが行き届いているのも特徴です。また激しい風雨にも剥がれにくく、仕上がりが美しい熱硬化接着剤の開発など、革新的な技術開発にも注力。レーザーカット裁断やダウンを直接封入するインジェクション製法といった最新技術も導入しています。職人技とテクノロジー、控えめなエレガンスの融合こそ、シーラップのアウターを生み出すのです。
https://sdijp.jp/brands/sealup
有名なのはGENOVAというやや丈が長めのピーコートでしょうか。
大人のためのピーコートという感じです。私が初めてSealupのコートを欲しいと思ったのも、これをベースにしたBEAMSさん別注のコートでした(それが買えずにBelvestを買ってます)。
身幅細めで丈長め
では全体を見ていきます。画像を再掲。
形はよくあるバルカラーコートで、肩はラグランスリーブ。ただ、裾の方に裏地がついていないことから分かるように、こちらは春夏もののコート。だからノーカウントです(笑)。
ユーズドなのでいつのモデルなのか少し調べたのですが、おそらく2018SSのアイテムのようです。
2018年というと、若者にはオーバーサイズが明確にトレンドになってきた頃ですが、まだメンズドレス界隈には「あれは若者のトレンドでしょ」という雰囲気があった頃かなと。
私はその上低身長なので、オーバーサイズなんて関係ないね!と決め込んでいた頃です。2年後の秋冬にはオーバーサイズ行っちゃうんですけどね。
このコートはそんな当時の流れを汲んでまして、身幅は細めですが着丈はやや長め、そしてベルテッドというディテールです。
そろそろ、これくらいのバランスでも良いかなと。身幅はもう少しあっても良いですが、私はかなりの細身体型なので、昔の細めのコートを着てもパツパツになることはないですし、これくらいのバランスも良いなと。
またこのコートの着方としては基本的に前ボタンは留めずに着ると思うので、それなら尚更これくらいの身幅でも良いと思います。
ただコートの着丈についてはまだ短丈に移行する気分ではなく(そろそろ膝上丈復権の機運がありますが)そこはちょうど良いです。
ベルトについては、去年あたりから結ばない、そもそも無いという流れになってきたと思いますが、あったらあったでポケットに突っ込んどけばよいので問題なし。
あとは袖口によくあるストラップは省略されていますが、私は使うことないので問題ありません。
以前からベージュのコットンのバルカラーコートは欲しいなと思っており、今回サイズもぴったりだったので購入しました。
背抜きだけど秋向き
コートの内張はこんな感じです。
前身頃だけ裏地がついている、ジャケットでいう背抜き仕様です。表のコットン生地自体も薄手なので、春秋用のコートとなります。
ところで、コットン素材のコートで、春用コートと秋用コートの違いって何でしょうか?生地の厚みは除いて、見た目の話です。
1番はやはり生地の色でしょう。例えば同じベージュ系でも、色が薄めなら春っぽく、濃いめなら秋っぽくなります。
それと個人的に大事だなと思うのが、特にこういうベージュ系のコートの場合のボタンの色です。ボタンの色が薄いか濃いかで、結構印象が変わると思っています。もちろん、色が薄い方が春っぽく、濃い方が秋っぽく見えます。
このコートのボタンは濃い茶色なので、少し濃いめのベージュと相まって秋口に着ても違和感はないかなと思います。
襟裏にはいつもの…
続いて背中側の画像を。
画像は上げてみたものの、そんなに特筆すべきことはないですね。
で、襟裏にはやっぱりこれ。
トレンチコートの襟裏にもあるんですけど、いるかなぁこれ(笑)
ちなみにサイズは42で着丈は100cmで、私が着ると膝が隠れるくらいになります。
生地はヘリンボーン
続いてボタンと生地のアップを。
こんな感じでSealupのロゴ入りのボタン。トレンチコートについているのと同じような感じです。色は先程書いたように濃い目。
そして生地ですが、ヘリンボーンとなっています。こういうコットンのバルカラーコートだと光沢のあるギャバジン素材が多いですか、ここはちょっと変わり種となっています。
光沢がなく、ギャバジンと比べると少しカジュアルな印象になります。生地も薄いのでパリッと張りがあるというよりは、ユーズドということもあり少しクタッとした感じです。
少しダメージあり
ユーズドなのでダメージもチェックした上で購入しています。
コートだと袖口や襟元の汚れがよくありますが、こちらは問題なし。
ただ、前身頃に少し汚れがあります。
個人的にはあまり気になりませんが、クリーニングに出す時にお願いしてみます。
着画はこちら
ジャケットの上に着るとこんな感じです。
まぁ、普通ですよね。この普通なのが良いのです。特に私のように低身長で痩せ型だと、普通に見えるのがなかなか無いんです。
特に肩が上手く合うのが希少でして、このコートはラグランですが肩の形に袖が整形されてるので、肩が上手く合わないと変なラインになります。私の場合は肩幅が狭いので肩が膨れてしまうのが多いのです。
今回はジャケットと合わせましたが、シャツやニットの上に着てもおかしくないバランスなので、休日に羽織るのにも使えそうです。まぁ休日はなるべくHernoのレザーブルゾンを着たいところですが。
実は袖が少し長めなので、これから寒くなるまでフル稼働させて、冬になったらお直しとクリーニングに出そうかなと思います。
また、買う予定のなかったものを買ってしまいましたが、やっぱり服は一期一会。価格も含めて巡り合わせというのがありますので、今回は購入しました。いつも春先にスプリングコートを買うかどうか迷って結局買わないので、それにも充てられるので良いかなと思いますし。
冬物のコートは、もう本当に、買いません(笑) ではでは。