こんにちはトリグラフです。今回は、この秋購入したSealup(シーラップ)のトレンチコートのディテールを見ていきたいと思います。購入レポはこちら。
Sealup(シーラップ)トレンチコートを購入! - ビジネスマンのファッションTips
まずは前回も掲載した全体画像をもう一度。
皆さんご存知のように、トレンチコートのルーツは軍用の上着にありますし、色も相まってかなりミリタリー色が強く見えるかもしれません。しかしディテールをひとつひとつ見ていきますと、割とあっさりめに仕上げられていることが分かります。
エポレット
トレンチコートを代表するディテールといえば、エポレットではないでしょうか。こちらは元々、ボタンを外して水筒や双眼鏡などを紐で引っ掛けるためのもののようです。
こちらですが、私がもう1着持っているトレンチコートだと、エポレット部分が1枚の布でできていて取り外しでき、肩先のループを通してボタンで留めるようにできています。こんな感じです。
一方このコートのエポレットは、布は肩先に縫い付けられていて、スッキリしたデザインになっています。この辺は好みの問題ですが、私としてはエポレットが無いのはともかく、付いているならどっちでもいいかな、という感じです。
ちなみにエポレットが取り外せるタイプの方が正統派なのかというとそうでもなく、縫い付けの方がコストが安く済むと思われますので軍用品でもこちらを採用している例もあるようです。
ストームフラップ
こちらは右胸に付けられているもので、前のボタンを全部留めた時にこれを上にかぶせることで雨だれを防ぐためのものです。これもトレンチコートによくあるディテールですが、私のもう1着の方にはありません。
こちらは、着てる時はあまり目立ちません。というのも、上の方のボタンを外して着ると、ちょうど襟が折れ曲がってこの辺にかかるので、あまり見えなくなります。
バックスタイル
後ろ姿では、上の曲線で別布になっている部分はアンブレラヨークと言うそうです。シャツでも後ろの上の方の別布部分をヨークと言いますね。
ヨークの一番下をボタンで留めるようになっているものも多いですが、こちらはそうはなっていません。
またベルトですが、真ん中のベルトループがありません。
シーラップのエンブレム
さて、上の画像で襟の後ろで白く写ってる部分があるのですが、シーラップのエンブレムがついています。
襟を立てて着ると見えるようになっているのですが、個人的にはこれはやりすぎかなと思います。シーラップは元々OEM品を作ってるブランドなので、自社ブランドということをアピールしたいのかもしれませんが…せめて茶色のレザーとかでやってほしかった。
例えばジャケットのフラワーホールについてるラペルピン。そもそもフラワーホールは何か装飾品を付けるための穴ですから、そこにピンが付いてるのはOKですが(嫌なら外せますし)こんなところはエンブレムを付ける場所じゃないわけで、しかも着こなし方によってはいかにも「あーエンブレム見せたいから襟立ててるの?」って感じで見えてします。これは無粋と思います。
勿論、外せるのならここまで書きませんが、縫い付けられていて外せないんですよね。エンブレムが縫い付けられている細いベルト部分も、何の機能もなく、かつ外せません。
まぁ、買う前は気がつきませんでしたが、気づいていたら買わなかったかというとそれほどではないのですが(どうしても嫌ならエンブレムを切ってしまえばいいですが)ちょっとガッカリです。
ま、他人は自分が思うほど自分のファッションに興味は無いので、結局は自意識との戦いなんですけどね(笑)。
裏地
ウールの裏地がついていまして、暖かさはそこそこですね。私は通勤時は電車に乗る時間が長いので暖かすぎるのも困りますので丁度良いくらいでしょう。
写真真ん中に写ってるのはファスナー付きのポケットです。あまり使わないかな?また内側にいくつかボタンが付いているので裏地が取り外せるのかと思いきや外せません。
さて、記事を書く前はサラッとディテール書いて終わりかなと思ってたんですけど、ディテールのことでだいぶグダグダ書いてしまいました。
私は普段からスーツには必ずポケットチーフをする人ですが、でもこれはダメなんですよね。ファッションと違う事で例えると、車のボンネットについてるエンブレムは良いけど、ドア開けたらドアの内側にエンブレム付いてるとかおかしいでしょ?って感じですかね…ちょっと違うかな(笑)。
まぁあまり気にせず着ることにして、次回は季節的にそろそろ着画をお届けできると思います。ではでは。