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【革靴】Enzo Bonafe ケーリーグラントを購入しました!

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こんにちは。もうインスタでネタバレしちゃってますが、買っちゃいました、ケーリーグラント。というわけで、今回は開封の儀と外観レビューをお送りします。

目次

まずは開封の儀!!

箱!えんじ色ですが、ジョンロブさんではありません。

開封!シューホーンついてるのは嬉しいですね。

靴袋!これ、何か有効活用できませんかね。

そして靴!!

2025年、最初に購入したのはEnzo Bonafe (エンツォボナフェ)の Cary Grant(ケーリーグラント)です!

色はグレーとブラウンのミュージアムカーフ、サイズは6です。

伊勢丹メンズさんの新春セールで99,000円でした。

コレは、買うしかない

さてこの革靴、決して衝動買いではありません。年明け最初の記事でもちゃーんと、欲しいものにあげてるんですよ。

しかしそこでは購入確率30%としていまして、5つ挙げた中で最も低確率としていました。

というのもこの靴、2022年の欲しいものにもあげてたんですが、その後の3年間で二足、別の革靴を買ってます。なので今年もスルーの確率が高いだろうと予想したのです。

そんな記事をアップした翌日、初詣代わりに清澄庭園に行くことにしまして、せっかくなら伊勢丹メンズ館も詣でてこようかと。

親の顔よりよく見た革靴セール棚はササっと流し見して、ボナフェやウエストン、ジョンロブなんかが並んでるゾーンにフラーッといって、あーケーリーグラント格好良いなぁなどと考えつつ、店員さんと二言三言会話してたんですが、色の話になって

「こちらブラウンじゃなくて、グレーなんですよね」

と言いつつ指さされたのがこれなんです。

いや、なんか、SALEとか書かれてるけどマジ?え、ボナフェってセールにかかるのか、99,000円マジ??と思いつつサイズをチェックしたら、6です。ラスト一足。

ジャストは5.5なんですが、ハーフサイズ大きいくらいは何とかなるだろと思いつつ試着しまして、まぁ、何とかなるなと。いや、何とかするべきだなと。

その後店員さんは親切にもインソールのサンプルをとっかえひっかえしておすすめしてくれまして、とりあえずハーフインソールも合わせて購入。660円。10万円近い革靴と一緒に買うとすると、もうタダみたいなもんですな。

というわけでね、買いました。いやもうこれ買う流れですよね、しょうがない。

Enzo Bonafe の紹介

Enzo Bonafe は1963年に同氏が創業したイタリアの革靴ブランドです。

革靴の本場といえばイギリスですが、それに対してのイタリアの革靴の特徴といえば色気やデザイン性が挙げられるのではないでしょうか。

エンツォボナフェもそのような特徴はあろうかと思いますが、日本でよく見かけるのは比較的中庸なデザインが多いように思います。

Cary Grantについて

エンツォボナフェも当然さまざまな形の靴を作っていますが、中でもデザイン面で異色なのがこのケーリーグラントではないでしょうか。

一般的な名称で言えば「ショートサイドゴア」になると思いますが、ケーリーグラントは筒長さが約9cmと、かなりのショート具合かと思います。

他にはクロケット&ジョーンズのDEENEというモデルや、ガジアーノ&ガーリングのモンタンというモデルもかなりショートなサイドゴアですが、いずれにせよこれほど筒の短いサイドゴアはあまり見かけません。

そんなレアなデザインのケーリーグラントが、少なくとも日本ではエンツォボナフェの主要モデルの一つとなっているのもなかなか面白いところです。他にはビットローファーが有名でしょうか。

ちなみにケーリーグラントというモデル名はこんな靴を履いていた俳優からとっているようですが、モンタンも同じような由来なのだとか。

ミュージアムカーフってどうなの?

元々、このケーリーグラントの形が好きで欲しかったのですが、色や素材は決めかねてました。

まぁ、ユーズド含めてあまり流通数が無く、サイズ(ユーズドなら状態も)が優先なので、ブラックorブラウン、表革orスエードという、よくある色や素材ならばどれでも良いかなと。

それが結局、全く想定していないミュージアムカーフ。店員さん曰くグレーとのことでしたがブラウンがかったグレーです。

(ミュージアムカーフというのは、こういうムラ染のカーフの総称と思います)

通常のラインナップに無い貴重なレザーだと思いますが、実はミュージアムカーフってあまり好みじゃないんです。見る分には良いですが、コーディネートの中ではかえって使いづらいように思います。

この靴に関しては、そんなに派手なミュージアム具合?じゃないなってことと、どうしても嫌なら染めたらいっか、と考えています。

ちなみに靴クリームについて店員さんに相談しましたところ、ミュージアムを活かしたいなら無色のクリームとのことでしたが、上記の通りミュージアムはあまり好きではないので、とりあえずいつも使ってるモウブレイのロンドンタンで磨いていくつもりです。それでもう少し茶色に染まってくれたら良いかなと。

いろんな角度から見てみます

まずは画像を再掲。

いやー、カッコいいですね!アルバースについてはエレガントと表現しましたが、ケーリーグラントはカッコいい!がしっくりきます

ソールはこちら。

久々にレザーソールの靴を買いました。綺麗なヒドゥンチャネルになっています。

ラバーソールだと補強とか気にしなくて良いと思うのですが、レザーソールだとどうしようか…

と書いてますが、実は既にとあるカスタムをしているのです。そのあたりは次の記事で詳しく書きたいと思います。

土踏まずあたりのくびれはそれほどでも無いですね。

続いてサイドから。

このアングルがショートサイドゴアの1番の見どころじゃないでしょうか。ブーツならではのトゥから登る美しいラインが、急にカットされてフラットな履き口に繋がるという緩急が美しいです。また、サイドゴアのヒール部分によくついているタブが無いのも好み。

もちろん機能面では、短靴の扱いやすさもある程度備えているのがポイントです。

履き口の前側が少し持ち上がっているのは、デザインなのか、製法上の理由なのか、はたまた着用時に何らかの便益があるのか…ちょっと定かでは無いです。

上の画像で、ゴムの下に縫い目が入っているのがわかります。画像では見えないですが下にも入っています。

BEAMSの別注品だと、ヒールが下に向かってすぼまっているピッチドヒールになっているらしいですが、こちらはストレートのノーマル仕様です。

続いてヒールカップ。

これもこの靴の見どころアングル。ヒールカップから履き口への洋梨状の形状が美しいです。ヒールカップはやや小さめくらいでしょうか。

ただ、着用に従い履き口は広がってくることが予想されるので、この美しい形状が見られるのは最初だけかもしれませんね。私は足首が細いので、多少は長持ちするかも。

また、この面にも縫い目があるので、合計3枚の革でアッパーは作られているということになります。

次は上からのアングル。

これもショートサイドゴアならではの絵面でしょう。履き口はかなり狭いですが、これも履くに従い広がっていくと思います。

ケーリーグラントのトゥの形は何種類かあるようですが、こちらはラウンドとスクエアの中間くらいですね。

インソックにはEnzo Bonafe と Lavorazione a mano (手仕事)の文字が見えます。



改めて、カッコ良い靴だなと思います。

なぜこの靴を欲しかったのか。答えはやはり、カッコ良い、それに尽きますね。

去年のオリエンタルもエレガントさに惹かれた面はありますが、スエードのコインローファーというのが最近のコーディネートの上でもマッチしていたという側面もあります。

翻ってこの靴は、デザイン面でのモノとしての格好良さが購入理由の大半ですね。これは2022年に欲しいモノに挙げた時から変わっていません。

コーディネート面を考えれば、私にとってこれより優先すべき革靴はいくらでもあるでしょうが、こういう理由でのアイテム選びもまた、ファッション好きの楽しみの一つと思います。

とはいえ、アイテムは身につけてナンボというのが私のポリシーなのでもちろんこれも装いの一部として活用するつもりですが、これをどう履きこなすかは少し考えどころです。

元々は、スーツやジャケパンなら合わせるのはあまり難しく無いはずなのですが、ミュージアムカーフが少し難しくしているように思います。

なのでブラウンの靴クリームを定期的に入れて、少しずつブラウン寄りの靴にしていければなと思います。

次回は、上で書いたようにソールに施したカスタムについてや、シューツリーについてお届けしようと思います。ではでは。