こんにちはトリグラフです。先日の記事でも少し触れたのですが、オーダーしていたブラウンのジャケットが出来上がってきましたので、今回はレビューをお送りします。
7月に書いた秋冬の買い物計画の記事でも、ブラウン系のジャケットを購入候補にしておりました。
秋冬生地が揃う8月下旬頃からお店を見ておりましたが、最終的には9月頭に生地を決めてオーダー。10月頭に出来上がりました。こちらになります。
ブラウンチェックのジャケットです。
ブラウンダブルスーツの反省
ブラウンのジャケットは今回が初めてですが、スーツは以前作っております。ダブルで作りました。
ただ、このスーツはそんなに登板回数は多くないんですよ。多分ブラウンの色が濃すぎたかなと思います。
元々、もう少し薄い色のブラウンにしようとは思ってたんですけど、予算の都合でこの生地になりまして…
まぁブラウンに限らず、濃い色のスーツは苦手です。
そんなわけで今回は薄い色のブラウンにしよう、無ければやめようと思っていましたが、ちょうど良い色合いのこの生地に決めました。
カジュアル寄りの生地です
はじめに生地のアップを。
色はミルクティーというほど淡くはないですが、コーヒー牛乳くらいでしょうか(なんのこっちゃ)。個人的にはちょうど良い塩梅です。
生地の触感は、しなやかというよりは少し固めの生地です。もう一つ候補があったのですが、そちらはカシミア配合率が高く、かなりデリケートそうでしたので断念。
格子は縦7cm×横5.5cm程度で大きめです。小柄なので大きめの柄はどうかと思っていましたが、バンチではなく反物でしたので体にあててみたところ、そう悪くはないかと判断しました。
最近大柄が流行なので、見慣れてきたというのもあるかもしれませんが、もしバンチブックの生地だったら諦めていたかもしれません。
生地メーカーはこちら。
Lanificio T.G. di Fabio/ラニフィーチョ・ティ・ジー・ディ・ファビオ というそうです。初めて知りました。
全体的にはビジネスよりカジュアル寄りな生地かなと思います。まぁ普通にビジネスで着ますけどね(笑)。
ディテールは普通
次にジャケットのディテールですが、ごく普通の仕様です。
ボタンは2つボタン、腰ポケットはパッチ。胸ポケットはパッチではありません。ボタンはプラスチックで同系色のものにしました。
袖口のボタンは4つで重ね。あきみせです。
この写真の左下、格子が切れてるように見えますよね。これ、ちょうど前身頃のダーツが格子にかぶってこうなってるみたいです。写真撮ってて初めて気がつきました。反対側もこうなってます。
ベントはサイドベンツ。
裏地の色はさっきの生地メーカーのタグで少し写りましたがグレーです。
袖は雨降らし袖、のはずが…
ごくごく普通の仕様ばかりですが、店員さんに勧められて袖は雨降らし袖にしました。袖の付け根にギャザーがよる仕様です。
ジャケットなのでカジュアルな雰囲気を出すためにやってみてはどうですか?と言われて、2,000円だしと思ってやったのですが…
左のダブルのブレザーはギャザーがよってるのが少し分かりますが、右のブラウンジャケットは分かりませんよね。
取りに行った時に「え、これ雨降らし?」と店員さん(オーダーした時とは別の人)に聞いてしまいました。
なんでも、固めの生地の場合はギャザーが寄りにくく、個体差もありますので…とのこと。
固い生地はギャザーがよりにくいというのは、この界隈では常識なのかもしれませんが、普通のお客に有料オプションを勧めるのならそれは教えて欲しかってですね。これまでこのお店にはディテールを相談しても適切なアドバイスをしてくれてて信頼してましたが、ちょっと残念です。
まぁ2,000円で勉強になったということで。
お値段は税込56,540円。大体自分の予算感通りで作れました。
今回はブラウンのチェックのジャケットのディテールのレビューでした。
これまでジャケットはネイビーとグレーだったので、今回ブラウンが加わったことで、より着こなしの幅が広げられるのではないかと思っています。
次回は着こなし編をお届けします。ではでは。