こんにちは。今日は、今年欲しいものにもあげていたバッグを早速購入しましたので、まずは購入直後のレビューをお届けいたします。
目次
見た目に軽いオンオフ兼用バッグを探して
バッグはたくさん持っているわけではなくて、主に使っているのは4つです。
オン専用なのがシャンボールセリエのブリーフケース。
オンオフ兼用なのが、ガレリアントのゴートレザーのトートバッグとペッレモルビダのエディターズハッグ。
オフ専用なのが、グレージュの小さめの巾着バッグ。
それぞれ気に入って使い分けていますが、共通点はオールレザーというところ。
レザーのバッグはコーディネートに見た目の「重さ」をもたらすと思っていまして、それは私にとっては概ねプラスのことが多いです。
ただ、夏場などでもう少し「軽さ」を出したいなという時もあるんですよね。オフ用の巾着バッグはレザーとはいえ薄手で小さいので「軽さ」はあるのですが、容量がもう少し欲しいことがあります。
そんな視点で探索してたのですが、去年「TOKYO GENTS」さんのブログで紹介されていて一目見て「良いじゃんこれ!」となったのがETiAMのかぶせトートです。
商品ページはこちら。
良いじゃん!とはなったものの、昨年はかなり財政破綻しておりまして、とりあえず23年予算で…と考えていたところ、いろいろなタイミングがあり1月末に購入しました。
改めて、購入したのはETiAMのキャンバスかぶせトートS、色はブリティッシュグリーンです。価格は48,400円でした。
ETiAMのブランド紹介
アイテムのレビューの前に、簡単にETiAMの紹介を。
こちらは2020年にスタートした日本のバッグブランドです。公式サイトからブランドコンセプトを引用します。
トラディショナルでシンプルなスタイルを基軸に、上質な素材、日本が誇る職人の手仕事にこだわることで、失われつつある技術を次の世代に継承できるように。 母と息子、父と娘、祖父母と孫といった、世代、性別を超えて共有したくなるバッグや小物を提案します。
このコンセプトの元で製造・販売されている商品は、確かに老若男女使いやすそうで、かつ長く使えそうなものが揃っています。
取扱店舗はあまり多くはなさそうですが、東京だと伊勢丹メンズ館と阪急メンズ有楽町に常時取扱がある他、蔵前にはカフェや工房が併設された直営店がありますので、気になる方はそちらに行かれるのも良いかもしれません。
キャンバスの見た目に機能性をプラス
というわけで早速レビュー、と行きたいのですが、正直、上の東京ジェンツのナオキさんの記事がかなり詳細にレビューされてるので、そちらを読んでもらう方が良いかもしれません(笑)。
ナオキさんの購入品はLで、私の購入品はSですが、基本的な作りやディテールはほぼ同じだと思いますので。
以下、私は私の視点でレビューしますが、気になる方はナオキさんの記事も是非ご覧になってください。
さて、一目見ていいじゃん!となったのは、やはりデザインの部分。
フタのあるトートバッグは前からあるデザインで、例えばトフアンドロードストーンとか
ペッレモルビダとかから出ています。
ただ、Etiamのこちらはシボ革とキャンバスの使い方、割合が絶妙で、ビジネスにもカジュアルにも使えそうな雰囲気。
フタのないトートバッグでレザーとキャンバスを組み合わせるとすれば、ハンドルとか開口部にレザーをあしらうことが考えられます。ETiAMにもそういうバッグはありますが、私の希望としてはもう少しドレッシーさが欲しいところ。
そこに、中身を見えなくするという機能のフタをあえてレザーでつけることで、単に機能の付加だけでなく、よりオンタイムに寄ったデザインバランスとなっているのが、素晴らしいと思います。
レザーがシボ革というのも高評価。キャンバスと組み合わせるレザーということでシボ革が必然かもしれませんが、シボ革好きなんですよ。高級感はあるけど、傷ついても目立ちにくいというのがズボラな私にはもってこいなのです。
さらに少し調べてみると、キャンバス生地はポリカーボネート樹脂でコーティングされていて汚れにくく、汚れてもサッと拭き取ることができるとのこと。
実は私にとっての購入の決め手はこれでした。
キャンバス素材のバッグ、しかもこのようなアイボリーのキャンバス素材だと、どうしても汚れは避けられません。多少はともかく、何年も使えば黒ずみや変色なども予想されます。
例えばLLビーンのトートバッグならそれらも「アジ」とみなせるでしょうが、オンタイムで使うことを考えると難しい。
そんなことを考えるとこんな色のバッグはなかなか手が出せないのですが、ポリカーボネート樹脂コーティングにより、汚れをあまり気にすることなく普段使いすることができます。
またコーティングもあからさまに分かるものでもなく、元のキャンバス素材の風合いも見てとれるのがポイントです。
別途、コーティングがどれくらい保つのか、という課題はあるかもしれませんが、今の自分には最適解に思えました。
このように、キャンバス素材を入れて見た目の軽さを出しつつ、機能面でもキャンバス素材の弱点をカバーしてあり、見た目と機能が高レベルでバランスしていると感じます。
バッグのシルエットは、サイドの丸い膨らみもあり少しフェミニンな印象もあります。この辺りは好みが分かれる点と思いますが、私には高評価です。ちなみにサイズLだともう少し大きくなるので、普通体型の男性だとLのほうがしっくりくるバランスかもしれません。
ディテールをチェック
次にディテールを見ていきましょう。まずは表面の、かぶせを留める部分。一見、レザーのベルトを金具に通して留めるように見えますが
こちらはイミテーションで、実際はマグネットの留め具です。
かぶせの裏にもマグネット。
これは見た目と使い勝手を両立するための手立てですね。見た目的にはこのレザーと金具が正面のアクセントになっていて良いと思います。またマグネットまでしっかりレザーで覆っているのもこだわりを感じます。
かぶせの裏の作りもなかなか凝っていて、グレーに見えるところは触り心地のよい人工スエードです。
レザーの色はブリティッシュグリーン。他にブラックとオークがあります。合わせやすいのはオークかなと思いましたが、今回はこれを選びました。
実は購入しようとしたタイミングで、ブリティッシュグリーンの在庫が残り1コと言われまして…これも何かの縁だろうというのもあり、こちらのカラーに決定。
室内だと黒に近く見えますが、陽の光を浴びるとしっかりグリーン。少し捻った色になりますが、ネイビーやグレーといったビジネスの基本カラーとの相性は良いと思います。
裏側には小さいポケットがあります。
ファスナーやマチは無いので、スマホを入れるのに丁度良い感じですね。
では次に内部を見ていきましょう。かぶせをめくるとこんな感じです。
かぶせがついている側には、留め具のある大きめのポケット一つと、小さめのポケットが二つあります。他には内部を仕切るものはありません。あと右側にはETiAMのロゴ入りのレザータグがついてます。
反対側にはファスナーポケットがあります。
ポケットの配置は、日本製としてはまず順当なところかなと。ペン挿しとかはありません。
内張はロゴをあしらったナイロン系の素材ですが、縁部分にレザーがあしらわれているのは、強度面でもでも見た目的にも好印象です。
次にバッグの側面。このようなボタンがついています。
これを留めると、上側のマチを薄くすることができます。
これは機能面というよりは、シルエットを調整するためのものかなと思います。
最後に底面。
底面には底鋲があります。やはりある方が良いですよね。独特のかなり平べったい形で、ここにもこだわりを感じます。多分、硬い面に置いた時に音がしにくいようにしてるんだろうと思います。
着画、ならぬ持ち画
持ってみるとこんな感じです。
休日に撮ったのでインナーはタートルネックニットですが、コートやパンツはオンタイムに合わせているものです。
キャンバス生地の爽やかさと、シボ革の渋さが丁度良い塩梅かなと思います。冬でもそれほど寒々しい感じもないかなと。
ブリティッシュグリーンという色ですが、ネイビーのコートにライトグレーのパンツに黒靴という、ビジネスでありがちな色合いにもとてもマッチしていると思います。
サイズバランスですが、私はかなり小柄で痩せ型なのでやはりSで良いと思います。おそらく一般的な体型の女性もSで良いと思われ、逆に一般的な体型の男性ならやはりLの方が良いかも。
というわけて、ETiAMのキャンバスかぶせトート Sサイズの購入レビューをお届けしました。
で、実はこのタイミングで購入したのは、久々に一泊出張があったので、それに持って行くのに丁度良さそうだな、というのがあったんですよ、それでグリーンが在庫1コとか言われたら、まぁ買うか、となるじゃないですか(笑)。
というわけで次回は2週間ほど使ってみた使用レビューをお届けしたいと思います。購入を考えておられる方は是非こちらもチェックしていただければと思いますのでよろしくお願いします。ではでは。