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【バッグ】ETiAMのキャンバスかぶせトートS 2週間使用レビュー

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こんにちは。前回、ETiAMのキャンバスかぶせトートの購入レビューをしましたが、今回は2週間ほど使ったレビューをお送りします。前回の記事はこちら。

商品ページはこちらです。

目次

見た目は大満足

今回はしばらく使用してみてのレビューなので、基本的には使い勝手のレビューになりますが、前提として見た目は大満足です。もともと一目惚れに近いですのでね。

前回の記事で、手で持った画像も載せましたが、自分で見てもカッコ良いなーと思いました。いやもちろん基本的にはカバンがカッコ良いとなるんですが、持ってる人のカッコよさも多少底上げするんじゃないかと思います。

スーツやジャケパンでも良いし、暖かくなってきたら休日にジャングルファティーグと合わせても良いんじゃないかなと。

では、使い勝手を見ていきたいと思います。

ハンドルは持ちやすい、けど肩掛けは難しい

まずあげたいのがハンドルの持ちやすさです。ハンドルのうち特に手で持つ部分は立体的な形状になっていて持ちやすくなっています。

このかぶせトートはSとLがありますが、この処理がされているのはSだけのようです。Sは手で持つのがメインになることを想定しての処理だと思います。あとコバの処理がすっごい綺麗ですね。

一方で肩掛けして持つのは、冬のコートを着ているとハンドルの長さからかなり難しいです。肩まで通らないですね。商品ページには、肩掛けしている女性シルエットの画像がありますが、薄着ならなんとか、という感じでしょうか。

なので肩掛けメインで使いたい方はハンドルの長いLサイズの方が良いと思いますが、次の項でも書きますがバッグ本体にかなり張りがあるので、肩掛けすると脇がかなり膨らんでしまいます。

大きさ的にもLサイズを肩掛けするのはややアンバランスな感じもしますので、Lでも手持ちがメインになるのでは、と思います。

収納力に過度な期待は禁物

次に収納力について。これは自分が少し期待し過ぎていたこともあり、思っていた程収納力は高くありませんでした。

まず、内側の大きなポケット。この留め具がついてる部分です。

こちらには13インチのノートPCが入るようなのですが、私が会社で使っている13.3インチのノートパソコンは幅が315mm、厚さも20mmほどですが、これは入りませんでした。13インチでまさにジャストサイズなのだと思います。

もし、どうしてもここに使っている13インチのノートパソコンが入らないと困る!という方は、店舗にパソコンを持参して入れさせてもらえないかお願いしてみるのが良いかもしれません(入れさせてもらえるかどうかは分かりません)。

次に、バッグの形状と素材からくる制約があります。コーティングされたキャンバス素材が硬さがあり、マチ方向に大きく膨れることがないので、厚みのある荷物を沢山入れるということはできない、ということです。

勿論これは、そもそも「かぶせ」がついている時点でかぶせが閉まらないほどの荷物を入れられない、というのが前提となりますし(なのでこの商品だけで無くかぶせ付きのトートバッグ一般にいえる話)デザインとして一定の形状を維持できるという点では優れたポイントです。

ただ、ちょっと荷物の多い時に使おうとすると、スペック上では同じような大きさのトートバッグに収納力では及ばないかもしれないので、その点は注意が必要です。

外ポケットは少ないが、メイン収納へのアクセスは良好

このバッグの外ポケットは、裏側のこのポケットのみです。

商品ページには「スマートフォンがちょうど入るサイズのポケット」とあるように、まさにスマホ専用のポケットです。

マチがほぼないので薄いものしか入りませんが、例えばパスケースのようなスマホより小さいものを入れると、下まで落ちてしまって取り出すのが困難です。

じゃあスマホ入れるか…となっても、わたしのiPhoneSE第二世代を入れるとこうなります。

このように、スマホが小さすぎて頭が出ておらずポケットから出しにくいです。iPhoneSEは今の市場に出ているスマホの中ではかなり小さめですので多くのスマホは大丈夫だと思いますが、小さめスマホを使っている方はここは使えないかもしれません。

一方でメイン収納へのアクセス、特に持っている最中に何かを取り出したいという時は、かぶせがあることをふまえれば良好と言えます。

ここは、かぶせの留め具がストラップ式では無くてマグネット式であることが奏功していると思います。

よく使うもの(私の場合はワイヤレスイヤホンやスマホスタンド)はメイン収納内の二つの小ポケットのどちらに入れるか決めておけば、バッグを持っている最中でも手探りで取り出すことができます。

とはいえ、やはりバッグ外側にファスナーポケット等があってサッと取り出すことと比べると、どうしても手間に感じてしまいます。

で、収納力の点も踏まえて、結局一泊の出張には昔から使っているガレリアントのトートバッグを使いました。

底面の面積はETiAMのトートの方がかなり大きいのですが、ガレリアントのトートはゴートレザーで柔らかく形に融通がきくので荷物が思ったより入ります(形は不恰好になりますが)。コートを着てても肩掛けできるハンドルの長さもあり、荷物が重くなっても安心です。

外側にファスナーポケットもあるので、新幹線のチケットとかちょっとした文房具を取り出すのにも便利ですしね。

今売っているのはこちら。素材はカーフのようですが、同じように使えるかなと。オールレザーのこのクオリティでこの価格はオススメです。

話をETiAMのトートに戻しますと、この外側のポケットについては、ハンドルが本体外側の底面近くまで伸びているデザインを考えると、これで精一杯なのかなと思います。

また前の記事で紹介したトフアンドロードストーンやペッレモルビダのオールレザーのかぶせトートは外側にポケットがついているようには見えなかったので、小さくてもポケットがついているETiAMのものは、デザインを優先しつつも使い勝手も最大限考えられている、というふうに捉えることができると思います。

シルエットに注意

こちらは使い勝手ではないのですが見た目を左右する注意点について。

このバッグのデザインで目を惹かれるポイントの一つが、正面から見て左右に少し膨れた優美なデザインです。

このデザインは、ポリカーボネート加工されたキャンバス生地の硬さにより膨らんだ形状を維持することで保たれています。

ただ、使っているとこの膨らみがつぶれてしまうことがあります。こんな具合です。

好みもあるかもしれませんが、上の膨らんだ形状のほうが抑揚の効いたデザインで、このトートバッグらしい見え方だと思います。

キャンバス部分のポリカーボネート加工は偉大!

最後に、私にとっての購入の決め手となったキャンバス生地のポリカーボネート加工。これは本当にあってよかったです。

というのも私、買って数日でキャンバス部分にコーヒーの滴を飛ばしてしまってましたが、加工のおかげでサッと一拭き(正確には濡らしたティッシュと乾いたティッシュで二拭き)でことなきを得たのです。

こぼしたわけじゃなくて、カップの蓋を取る時とかにちょっと飛んだんだと思うんですが、ポリカーボネート加工がされてなかったら間違いなくシミになってました。

買って数日でシミができたらさすがに凹みますからね、これはズボラな自分に適切な商品を選んだものだと、自分を褒めたいところです(?)。

ちなみにシボ革もサッと拭き取ればシミにはなりません。これはシャンボールセリエのバッグで実証済みです(よくこぼすんです)。

コーヒーの滴飛ばしたりなんかしないよ!という方でも、ちょっと雨、水に濡れても問題ないというのは、十分メリットかと思います。シボ革も多少大丈夫ですしね。

まとめ:見た目で選べば大満足!ただし何でもこなせるわけではない

私はこのバッグの見た目に一目惚れして、ポリカーボネート加工が決め手となって購入しました。この2点はいずれも素晴らしく、満足度の高い買い物でした。機能面も、見た目を優先した中ではかなり考えられていると思います(かぶせの留め具がマグネットのところや、メイン収納内ポケットなど)。

ただ、底面積(42cm×16cm)からすると収納力はもう一歩。これはかぶせがついているので仕方ないですが、同じような大きさのバッグがなくて、これでノートPC持ちの出張や小旅行までこなそうと思って購入すると難しい場合があります。肩掛けしにくいので重くなると辛いですしね。

見た目的にはオンオフいける汎用性はありますが、使い勝手はそれほど汎用性は高くなく、日常使い用になるでしょう。



今回は2週間ほど使ってのレビューでした。購入を検討されてる方に少しでもお役に立てば幸いです。

冬の装いにも十分マッチしますが、キャンバス生地ということで春夏の装いに合わせるのが楽しみなバッグ。これから長く使っていければと思います。ではでは。