こんにちはトリグラフです。今日は今年2本目の鎌倉シャツさんのネクタイのご紹介。凄いネクタイです!
先日ミディアムグレーのスーツを作りました。
このスーツに合わせて新しいネクタイを探索していて、会社近くの鎌倉シャツさんに伺いました。
鎌倉シャツさんのシャツは、私は残念ながらネックサイズが細すぎるので買えないのですが、ネクタイはちょくちょく買っており、今年の春にはダイヤ柄のグリーン系のネクタイを購入しました。
今回、店舗ではピンと来るネクタイは無かったのですが、ミドルゲージのモックネックニットが良いなと思い、その時は試着する時間が無かったのであとでサイズを確認するためWebサイトを見たのですが、そこで目に止まったのがこれ。
以下引用。
ネクタイ業界において、抜群のセンスと 独自の世界観でネクタイ業界を牽引する、イギリスの一流ネクタイブランド。 彼等が作り出すコレクションは、往年のブリティッシュスタイルだけでなく、 イタリアやアメリカなど様々なテイストをミックスすることで、型に囚われないスタイルを形成する。 生地から縫製まで、全てをイギリスで仕上げた正真正銘、“HANDMADE IN ENGLAND TIE”をご堪能ください。
鎌倉シャツさんはこれ以外にも有名ネクタイブランドのOEM生産品があるのですが、このコレクションはなんとハンドメイドのスフォデラータ仕様、更に11月1日からの価格改定で、以前は10,780円だったものが6,490円にプライスダウンしているのです!
Webサイトでも大剣先の巻き縫いの細さが分かりますが、やはり実物を見てみたいと思い、新宿のお店に伺いました(このコレクションは実店舗では新宿と大阪の2店舗のみの取り扱いです)。
新宿のお店に伺うと、Webサイトには載っていない柄のものもいくつかありましたが、実はWebで目星をつけていた柄がありまして、そちらを購入しました。それがこちら。
濃いネイビー地に、ラグビーボール型の柄が入ったこちらのネクタイです。
裏のネームタグにはしっかりと、HANDMADE IN ENGLANDとあります。
商品ページこちら…と紹介するつもりでしたが、売り切れになっちゃいました。
巻き縫いの表情がよい!
とりあえず、注目すべきは剣先の表情でしょう。
いやー、良いですね!やっぱりスフォデラータは好きです。最近は普通の仕様のネクタイも買ってますので絶対スフォデラータじゃなきゃ買わない、というわけではないですが、やっぱりこの頼りなさげなヒラヒラ感が好きです。
私は比較的、アイテムの細かいディテールには拘らない方なんですけど(例えばスーツの本切羽とか、したことありません)これだけは好きですね。
裏はこれですよ。
巻き縫いの幅が2-3mmで非常に細いです。これはほんと凄いですね。
手持ちのネクタイと並べてみました。
茶色のがアットヴァンヌッチ(これはスフォデラータじゃなくてセッテピエゲですが)、花柄のがアルテアのものです。アットヴァンヌッチに負けない緻密な巻き縫いで素晴らしいです。アルテアよりも緻密なのは一目瞭然ですね(アルテアのタイも柄がすごく気に入ってますよ)。
これでお値段6,490円とか…マジで大丈夫?と思っちゃいます。まぁこのアットヴァンヌッチもセールで6,000円くらいでしたけどね、今じゃセールでもこんな値段じゃ買えませんな。
黒のかわりに濃紺という選択肢
続いて生地のアップ。
ベースは濃紺。実はもともと探索していたのはブラックベースのネクタイなのですが、やっぱりブラックベースってちょっと難しいなと思ってしまいまして…
ですので、ブラックに近いような濃紺のネクタイでも良いかなぁと考えていた矢先に出会ったのがこちらのネクタイというわけです。
生地は凹凸のある織り方がされていて独特の表情があります。手持ちの中だとシブミ フィレンツェのグレナディン織のネクタイに近い感じがあります。
ミディアムグレーのスーツに合うのは勿論、グレーのホップサックジャケットとかネイビーブレザー、ブラウンチェックのジャケットにも合わせやすいかなと思います。要はなんでも合うな(笑)。
とりあえずミディアムグレーのスーツとのコーディネートはこちら。
コーディネートの写真でも、ザラッとした素材感が伝わると思います。色もかなり濃いめのネイビーで狙い通りです。
これから他にも色々なジャケットに合わせていきたいと思います。
今回の記事、実はもう少し時間を置いてから公開しようと思っていたのですが、Webでの在庫がどんどん減っているので急いで公開しました。
実店舗だとWebにはない(多分、Webショップでは売り切れの)色柄のものもあったので、2店舗にアクセスできる方は見に行かれるのも良いと思います。展開店舗まで遠い方は、もし本記事で巻き縫いのクオリティに納得なさったらポチッとされるのもよろしいかと。
個人的に心配なのが、こんなに分かりやすくOEM生産元を示唆してしまって良いのか?ということ。
今回のコレクションはイギリス一流ネクタイブランドで品番が「D」始まり。
フレンチコレクションは、130年の歴史を持つ老舗で品番が「BR」始まり。
ドイツの一流メーカーが作るニットタイは品番が「AS」始まり。
まぁ余計なお世話ですが…
ちなみにミドルゲージのモックネックも新宿のお店で試着したのですがなかなか良かったです。ハイゲージは結構見かけるようになってきましたが、ミドルゲージはあまり見ないですからね。お店に行かれる方はこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。ではでは。