こんにちはトリグラフです。今日はこれまでちゃんと紹介してなかった革靴のご紹介です。
今のところオンタイム用の革靴は7足をローテーションしていますが、こちらはその中でも断トツで最古参。十ウン年前のハネムーンでフィレンツェに行った際に購入したMANNINA(マンニーナ)の革靴です。
MANNINA(マンニーナ)って?
日本ではそんなに知名度は無いと思いますが、フィレンツェのビスポークシューズの名店、とされています。勿論私が持っているのは既成靴ですけれど。
最近、MANNINAというロゴの入った腕時計を見かけて思い出したかのように紹介することにしました。…要するにネタがないってことですね。
自分が何故このブランドの革靴を持っているのかというと、ハネムーンの時のイタリアの旅行ガイドに載ってたからなんですよね。
当時から服好きでしたんで、イタリアに行くとなれば是非何か買いたいと思ってました。とはいえ服はサイズがありませんし、当時はネクタイもしない職場でしたので、じゃあ革靴かなぁと。
そんなわけでフィレンツェでのフリータイムにこのお店に行って、こちらの革靴を購入しました。
馴れ初め?話が長くなりましたが、靴の形としてはホールカットです。
ホールカットの革靴、非常に好きなんですよ。この革靴を買う前から持っていた黒の革靴もホールカットでした。今から考えるとなんで同じデザイン買うんだよ、と思いますけど(笑)。
革靴のデザインの中では最もシンプルで最もフォーマル度が高い、かと思いきや、ホールカットはフォーマル度のランキングの枠外にいるやや特殊な存在のようですね。
しかしホールカットなのにこんなにアッパーにシワ入っちゃ台無しですよね。明らかに甲があってません。サイズは39で店にあった最小サイズなんですが…今買ったらタンの裏にパッド貼るとか、もうちょっとシワ対策したと思います。
つま先の形はスクエアトゥ。あまりスクエアすぎないこれくらいのスクエアトゥは好みです。今メインで履いているWFGさんのオリジナルもこれくらいのスクエアトゥですね。
インソックはこんな感じ。
十ウン年履いてるのにロゴが残ってるのは、サイズが大きいので中敷を入れて履いてるためです。サイズがちょっと大きいと拙い英語で伝えたらお店がサービスしてくれました。
インソックは小文字ロゴなのに中敷は今の大文字ロゴ。移行期だったんですかね?
ちなみにこの薄い中敷だとまだ大きいので、最近はリビエラの中敷を入れてます。リビエラ本体は捨てても中敷は取っておくといいですよ。レザーなので革靴に入れても違和感ないし、裏にはクッションついてますからね。
ヒール部分はドッグテイルと呼ばれる形です。
(めっちゃ靴底減ってますね…修理にしないと)
ヒールカップは小ぶりなわけではないですが、マッケイで返りがよく馴染んでますから踵が抜ける感覚はありません。
見所はコバの薄さと革質
この靴を見た時に一目惚れしたのがコバの薄さです。マッケイなので薄く作れるのは勿論なのですが、それにしても薄い!
まぁ、今はもうハーフラバー貼ってトゥも修理しちゃったので、薄さがわかるのは土踏まずのあたりくらいなんですけど…
当時は若かったからか、こういう繊細なデザインが特に好きでしたね。
それと革質もかなり良いと思います。超高級靴は持ってないので、それらとの比較はできないのですが、私が持っている革靴の中では、ツヤとかキメの細かさは一番なのではないかなと。
革自体は非常に薄く、サイズが緩めなのと相まってリラックスして履けます。泊まりの出張に行くならこれか、ダブルモンクのスエードですね。
今ではあり得ない価格でした
購入価格は、確か150ユーロくらいだったと思います。レートが1ユーロ150円くらいだったと思いますから、23,000円くらいですね。
当時は今から比較すると革靴の価格はかなり割安で、今の3-4万円レベルの革靴が2万円くらいで買えてましたが、それを考えてもかなり破格だったと思います。
そんなわけで購入から十ウン年、いまだにウィークディのスタメンの一角を占めているこの革靴。勿論キズもたくさんついていますが、これからもできるだけ長く履きたいと思います。
今回はマンニーナの革靴のご紹介でしたが、期せずして前回のマックスビルに引き続き古参のアイテムの紹介でした。
自分の趣味趣向が十数年間変わっていないというのは、喜ぶべきなのかどうかは分かりませんが、まぁ財布には優しいですね。
服は流行もあるのでなかなか難しいのですが、腕時計や革靴は流行はあまり関係ないですから、なるべく長く使えそうなものを買い揃えたいものです。ではでは。