こんにちはトリグラフです。今日はシャツの襟型の3回目、ワイドカラーとカッタウェイです。前回はこちら。
なお一口にワイドカラーといっても、セミワイドとかフルワイドとかホリゾンタルとかシャツメーカーによって色々名前がありますが、ここでは総じて襟の開きがレギュラーより広めで180度未満のものをワイドカラーと書くことにします。
ワイドカラー
現在(オシャレに興味のあるビジネスマンの中では)主流の襟型です。
なぜワイドカラーがこうも人気になったのかを考えますと、首元がスッキリ見えるといった説明が散見されますが、より詳しく書けば襟の先端がジャケットに完全に隠れることにより首元の余計な装飾がなくなることがスッキリ見える理由ではないでしょうか(この論拠は私オリジナルではなく、以前何かで読んで納得したように記憶してきます。何で読んだのかは忘れてしまいましたが…)。
また、襟の開きがかなり広めのものならば、ノータイの時の襟の収まりもいいです。次に紹介するカッタウェイシャツは人によってはタイ着用に向かないと思うかもしれませんので、ワイドカラーシャツが汎用性では一番かもしれません。
選ぶ時のポイント1:襟先がジャケットに隠れるか?
先程、ワイドカラーシャツは襟先がジャケットに隠れるので首元がスッキリ見えると書きましたので、折角ワイドカラーシャツにするのなら、襟の先端がジャケットに完全に隠れるようなもの、つまり開きが大きめで襟羽長さがある程度あるものを選んだ方がより効果的かと思います。まぁシャツを試着してジャケットを羽織ってみればいいと思います。
選ぶ時のポイント2:カラーステイを外せる仕様か?
これは以前の手持ちシャツ紹介記事でも書きました。
カラーステイが外せることで、柔らかい襟を演出できるということですね。ただしノータイで使わないならあまり気にしなくてもいいかもしれません。
イージーオーダーなら頼めば外せる仕様にしてくれると思いますので、頼むといいでしょう。
カッタウェイ
ここでは襟の開きが180度以上のものとしたいと思います。これも人気の襟型で、特にノータイ時には襟先が背中側に流れて行く感じで、ワイドカラーシャツよりカッコよく見えるのではないでしょうか。
しかしタイ着用時は襟の開きが大きすぎて、タイのノットから首回りに伸びる部分がどうしても見えることになります。
そうなるとややエレガントさに欠けるとか、ネクタイが緩んで見えるといった感じもありますので、人によっては気になるところでしょう。カッタウェイをあえてワイドカラーに含めなかったのはこういう部分があるからです。
私の場合はというと、気にせずにタイを締めています。Vゾーン紹介記事ではこんな感じです。
選ぶ時のポイント:開き具合の微妙な差に注意
正直に言いますと、上で紹介したカッタウェイは私的にはちょっと開きすぎです。
かといってワイドカラーの方だとノータイ時、悪くはないのですが少し開きが物足りない。この2枚は同じお店(ビッグヴィジョン)の襟型違いですが、この間があればちょうどいいのですが。
ちなみにビッグヴィジョンでシャツを作ろうとして作れなかったときの記事はこちら。
見た感じと着た(タイまでした)感じとで結構変わりますので、既製服ならお願いして試着させてもらいましょう。まぁタイあり用と無し用とで分けてしまえばいいのですが、お金がないのでどうしても兼用させたくなります(笑)。
まとめ:ワイドカラーは定番化、セミワイドが流行か?
ワイドカラーの人気は長年続いていますが、ここまで続くとそう簡単に廃れることはないでしょうから、例えば今買ってもワイドカラーが廃れる前にシャツがへたるでしょう。今後もしばらくはワイドカラーを買っておけばまぁ間違いはないと思います。
一方で前々回、レギュラーカラー復権か?ということも書きましたが、その間のセミワイドカラーというのも選択肢としてありかもしれません。
この場合、襟の先端は見えることになるでしょうが、それがクラシックというように解釈されるのかなと。
さて3回にわたりシャツの襟型について書いてみました。1回目の最初に書いたように、シャツ選びには勿論いろんな要素があるわけですが、襟型はその中でも(少なくとも見た目的には)重要な要素かと思います。
皆様も少し変わった襟型にチャレンジされてはいかがでしょうか。ではでは。