こんにちはトリグラフです。さてこのシリーズ、前回は革靴のデザインを紹介しました。
今回は靴の選び方と、3万円前後でのオススメ靴を書いていきたいと思います。
靴を選ぶポイント1:革質
革質については前々回でも触れました。
おさらいしますと、革(牛革)でも表面加工してある「ガラス革」と、革の風合いのある「銀付き革」があり、自然な光沢のある「銀付き革」のほうが一般的には好まれます(勿論ガラス革のほうが好きな方もいらっしゃるかと思います)。
銀付き革でも、革のキメの細かさなどで見た目の印象がかなり違ってきますので、予算の範囲内で好みの革質を探しましょう。
靴を選ぶポイント2:デザイン
デザインは前回で書いたように「プレーントゥ」「ストレートチップ」「パンチトキャップトゥ」から選ぶとよいと思いますが、勿論メーカーやモデルによって同じ「プレーントゥ」でもデザインが違います。
好みでよいと思いますが、長く履くのであればトゥ(つま先)は丸形かやや丸みを帯びたスクエアトゥで、極端なロングノーズ(足の入らない「捨て寸」が長い長めのデザイン) は避けたほうが良いと思います。
靴を選ぶポイント3:ソール(靴底)
続いてはソール(靴底)。これは素材がレザーかラバーか、底と靴本体の縫い付け方法がグッドイヤーウェルテッドかマッケイか…といったところです。
レザ―かラバーですが、レザーはドレス度で勝ること、歩いているときの音が良いといったあたり、一方ラバーは雨の日でも滑りにくく水がしみにくいという機能的な利点があります。
縫い付け方法は、グッドイヤーウェルテッドはよりしっかりした製法(超アバウト)、マッケイはより足になじみやすい製法(これも超アバウト)というところでしょうか。
デザイン面ではマッケイのほうがすっきりしたデザインになりますね。
私はこの辺は、好みでいいんじゃないかなと思っています。革質とデザインと履き心地を満たしたら、ソールはそんなにこだわりません。
靴を選ぶポイント4:履き心地
さて、やれ革質だデザインだと言っても、革靴を選ぶときの最重要ポイントはやはり履き心地です。
ここで「履き心地」というのを「着脱しやすい」と考えてしまうと、紐をほどかなくても脱げるような緩い履き心地の靴を選んでしまうかもしれませんが、そうではありません。
強い圧迫感がないことは大事ですが、靴の幅や甲が足に自然とフィットする革靴を履くほうが、ヒールが脱げやすいような緩い革靴を履くよりも疲れにくいですし、見た目もカッコいいです。
ここは皆さんの足に合わせてじっくり選びましょう。試着をしないでネットでいきなり買ったりするとこういう悲惨な目にあいます。
3万円程の革靴を初めて買う場合は、デパートなり革靴専門店なりに行ってきちんとフィッティングしてもらったほうがいいでしょう。
銀座のオススメの革靴専門店はこちらです(やや値段は張りますが)。
以上を踏まえたうえで、オススメのブランドを2つだけあげておきます。いずれも比較的試着しやすいものにしました。
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)
(閲覧時価格は32,400円でした)
日本のブランドからは鉄板のリーガル!を避けてあえてスコッチグレインはどうでしょうか。
こちらのモデルは形はベーシック(ややスクエアトゥ気味)で革質は文句なしかと思います。
JALAN SRIWIJAYA(ジャランスリウァヤ)
[ジャランスリウァヤ] JALAN SRIWIJAYA キャップトゥ 98321 BLACK(BLACK/6.5)
- 出版社/メーカー: JALAN SRIWIJAYA(ジャランスリウァヤ)
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
(閲覧時価格は30,240円でした)
海外ブランドからは、いろんなセレクトショップにおいてあるインドネシアのブランドのこちら。クセのないデザインが魅力。このモデルはソールはラバーソール(ダイナイトソール)ですが見た目は十分ドレッシーでしょう。
「試着しやすい」という条件を外すと、例えば都内にアクセスできるなら【革靴】銀座のシューズショップをレビュー(オリジナル系2店)で紹介している2店は予算からしてもオススメです(42ndから行くのがいいですかね…)。
というわけで、今回は靴の選び方でした。ネットで見てるともっといろいろな革靴が出てきますが、最初は必ずお店で試着して買いましょう(自戒を込めて…) 。
次回はもう1回だけ革靴編、靴磨きグッズと私の超手抜き靴磨きのご紹介です。