こんにちは。今日は、昨年3月に購入したJ.M. WESTON 598がそろそろ1年になるので、経年変化を見つつ、推しポイントを挙げていきたいと思います。
購入後半年の経年変化はこちら。
目次
購入後1年の経年変化がこちら
とりあえず画像をご覧ください。
これだけ見てもよく分からないと思いますので、購入後半年の画像も載せます。
うん、もう、全然変わって無いですね。
これ比べた時点で、他のアングル撮らなくても良いなとなりました(笑)
ちなみに購入後半年では30回くらい履いてまして、その後の半年でも20回くらいは履いてます。また左足のシワが深いのは左足の方が少し緩いからです。
と、いうわけで、30回くらい履いたらもうあとは変わんないね、ということで…
経年変化については以上です!
経年変化は無くても推しポイントはある!
…いやーこれじゃ記事にならないよー、という感じなんですが、勘違いしていただきたくないのは、経年変化が無いからってこの靴に愛着がないってわけじゃないんです。むしろすごく好きなんです。
購入から1年経っても、この靴を履く日は足元を眺めがちですし、気分もかなり上がります。そしてこの靴の色違いで状態の良いユーズドが出てないかも虎視眈々と探しているのです。
ウエストンといえば代名詞は180ローファーと641ゴルフですが、この598ハーフハントの良さももっと広まってほしい!というわけで、ここからはひたすら推しポイントを挙げていきますよー。
1. カッコ良い!
最初から主観バリバリの推しポイントです。カッコ良いんですよ本当に。カッコ良いと思った人は一点突破で買えば良いと思います。
自分の中では、上から見た時のトゥシェイプが最高です。
このスマートかつ優美なトゥシェイプ、何度見ても惚れ惚れします。Uチップというのは本来はカジュアル寄りの革靴ですが、このトゥシェイプとの組み合わせでかなりドレス寄りの顔になっているのではないでしょうか。
Uチップの甲革の面積はやや狭めで、その分トゥステッチが長めです。この長めのトゥステッチが598のデザイン上の特徴と思っておりまして、トゥを長く、ややドレッシーに見せる効果があると思います。トゥや甲革のステッチも精悍な印象です。
で、サイドから見ると少しぽってりしてます。
インスタでよく見かけるのは上からのシャープな画像なので、このボリュームとは少しギャップがありますね。斜めから見た時には少しふっくらした感じがでます。
また見た目の通り甲が高めなので、甲が薄い私は特に左足の羽がほとんど閉じてしまいます。そのため左足にだけタンパッドを貼り付けています。
服って着用した本人からは鏡を見ない限りカッコ良いのが見えないじゃないですか。でも靴は足元を見ればカッコ良いのが分かりますから、カッコ良いものを買うと満足度高いと思いますよ!
2. 汎用性が高い!
1点目は思いっきり「それってあなたの感想ですよね?」ポイントでしたので、2点目はもう少しまともな推しポイントを。まぁ全部私の感想なんですけどね。
それは汎用性の高さ。汎用性といっても色々あるんですが、ここでは「幅広くいろんなスタイルに合わせられるか」ということと捉えてもらえればと思います。ここでは比較対象を同じウエストンの人気ツートップ、180ローファーと641ゴルフに絞ります。
まずビジネス使いでスーツ+ネクタイに合わせることを考えると、これは598優位だと思います。598も狩猟由来の靴ですからフォーマル度が高いわけでは無いですが、1.で述べたようにややドレス顔をしていますので、180や641に比べればあわせられるスーツの幅は広いと思います。またスーツにタートルネックを合わせるようなコーディネートでも合うと思います。
もう少しカジュアルにジャケット+パンツにネクタイと考えると、これは180や641もかなり合わせやすくなると思いますが、598もこの組み合わせが一番しっくりくるかなと。
では休日のカジュアル使いはどうかというと、多分この3足の中で幅広く合うのは641だと思います。私がよく見てるYoutuberの大島さんもこんな動画をあげておられます。
180はローファーならではの軽さがあるので、重めのアウターに合わせると少し物足りないということがあるかもしれません。
では598はどうかというと、トゥシェイプがかなりシャープなので、キレイめなカジュアルの方が合わせやすいと思います。単純にいうと軍パンよりグレースラックスに合わせたほうが良さそう、という感じです。ただこれも他のアイテムでバランスを取れるかもしれないので、軍パンに絶対合わないということはないと思います。
このように、カバーするスタイルの広さでいえば641と互角でややドレス寄り、といった感じになると思います。私のように基本は平日にスーツやジャケパンと合わせて、休みの日にもたまに履けたら良いな、という人にはもってこいだと思います。ただ汎用性に重きを置くなら色は茶色が良いでしょうね。
もう一つ汎用性として、ラバーソールを選んだ場合は雨の日でも安心、というのがあるのですが、いまの598のラバーソールは、私の持っているリッジウェイソール(風)のものではなく、少しツルッとした感じのトライアンフソールというものになっているので、濡れた路面のグリップ力はリッジウェイソールの641に比べると劣るのかもしれません。
ちなみに598にはレザーソールモデルもありますが、重厚なダブルソールなのでぱっと見のドレス度合いはむしろラバーソールの方が高いかもしれません。もちろんどっしりとした風合いが好きな方にはレザーソールもおすすめです。
3. キルトを付けられる!
3点目はこれ。キルトというのは羽の部分につける飾りのことです。
こちらはウエストン純正のキルト。よく見かけるのは641にキルトの組み合わせですが、説明文には
ゴルフ #641をはじめ、メゾンのダービーシューズをカスタムするキルト。オンラインショップ限定で様々な素材でご用意。
とありますので、641だけじゃなくダービーシューズ(外羽根の紐靴)なら合わせることができます。598以外なら590(トリプルソールダービー)などが候補になると思います。
キルトをつけるとカジュアル度合いが増すと思われますので、598につけることで、ややドレス寄りの598をカジュアルに寄せる効果があると思います。この点、641は最初からカジュアル寄りの靴なので、スタイリングの幅を広げられるという観点からは、598につけるほうが効果的と言えるかもしれません。
あとは、ウエストンのレザーアイテムで1万円で買えるものってこれくらいしかないですからね(笑)
私もいつか買おうかな〜と思っているんですが、オフ専用アイテムになるので、着用頻度がな〜と考えてます。
4. 名前がカッコいい!
最後は訳の分からない推しポイント。以前から、アイテムの名前の響きが好き、なんてことを書いてますが、598の名前もなかなか良いですよ。
Half hunt、ハーフハントという名前。日本語訳すると半狩猟?ちょっと意味不明ですが、ハーフハントという響きはなかなか好きです。「フ」と「ハ」のあたりの微妙な音の繋がり方が好きですね。フランス語だとDemi Chasse というそうです。
勿論ハーフとついているのはそもそもHuntというモデルがあってのことです。
こちらがハント。トゥにステッチの入ってUチップという共通項はありますが、ハーフハントとはかなり印象が異なる靴です。値段はハーフハントの倍では全然すみません…
ちなみにハーフハントの前はスプリットトゥダービーと言われていたそうです。見た目そのままの名前ですね。
いつ買うの?今でしょ!
どうでしょう、598ハーフハント、皆さんも欲しくなってきたのではないでしょうか。
でもお高いんでしょうという方、はいそのその通り。私は去年3月に148,500円で買いましたが高いなーと思いました。その後9月に値上がりして今の直営店定価は159,500円。いやー高いっす。
そんなハーフハントですが、いつが買い時かと言われれば「今」です。革靴も例に漏れずここ数年値上げラッシュで、おそらく直営店の定価が下がることはないでしょう。
そして今週17日〜21日は、丸の内ポイント10倍(10%)のキャンペーンがあります。このタイミングでウエストン丸の内店で購入すれば、購入価格の最大10%のポイントがもらえます。
もらえるポイントも丸の内界隈でしか利用できないのでこの機会を活用できる方は限られますが、直営店のフィッティングサービスを受けつつお得に買えるチャンス。私も去年この機会に購入しましたので、活用できる方にはおすすめです。
一方ネットでは並行輸入品がかなりお安く購入できます。自分のサイズが分かっててかつネットショップにマイサイズがあれば、ということになりますが、全国どこからでも利用できますからね。
この辺りの、ウエストンを少しでもお得に購入する方法は下の記事でまとめたので、よければ参考になさってください。
つい最近もあったんですが、全然興味なかった革靴でも履いてみたらンン?これ良いぞ!?ってなることがあるんですよね。まさに598はそうでした。履いたらある意味、運の尽きです。この記事で1人でもそういう沼に落とそう、と思ってるわけじゃないんですけど(笑)。
冷静に考えるとスーツにネクタイという人は減ってきてると思うので、そうなるとやはり641ゴルフの方が人気があるのも当たり前かなとは思うんですが、カジュアルな服装にもある程度行けますしキルトつける楽しみもありますし、598も良いと思いますよ。
そんなわけで皆さんの革靴選びの参考になれば幸いです。ではでは。