こんにちはトリグラフです。今日は、ファッションにおけるコストパフォーマンス(コスパ)について書いてみたいと思います。
コスパとは?
コスパって、本当によく使われる言葉になりましたよね。コスパという略語が定着してることが定着度合いを表しているような気もします。
一応、改めてコストパフォーマンスの意味を調べますと、
コスト‐パフォーマンス(cost performance)
1 支出した費用とそれによって得られたものとの割合。費用対効果。
2 コンピューターの、費用に対する性能評価。費用対性能比率。
コストパフォーマンス(こすとぱふぉーまんす)とは - コトバンク より引用
例えば、どこそこのレストランのランチはコスパが良いとか、あのノートパソコンはコスパが良いとか使われるわけですね。
ファッションにおける「コスパが良い」って?
ファッションで考えてみますと例えば
「XXというブランドのビジネスシャツはあの品質であの価格だからコスパが良い」
なんていう風に使われるわけですが、ビジネスシャツの価格帯を考えても、安い物は1,000円位であるでしょうし、高い物なら50,000円位までなら普通に(そのへんのショップに売ってるという意味で)あるでしょう。勿論もっと高いものも探せば出てきます。
ではこの価格に対して品質は何か。ビジネスシャツの品質で最も普遍的(誰にとっても重要)なのは耐久性でしょうね。一回洗濯してボロボロになるシャツなんて100円でも困ります。
その後に着心地とかデザインとか色々くると思います。上であげた1,000円のシャツと50,000円のシャツで、主に変わってくるのは着心地やデザインでしょう。
しかし着心地やデザインにどれだけの価値を見出すかは人によってかなり異なってきます。殆どのビジネスマンにとって、50,000円どころか30,000円のシャツですら、どんなにデザインがいいと言われてもコスパが良いとはならないでしょう。
しかし普段50,000円のシャツを着ている人が、それと(ほとんど)同じデザインその他の品質を備えたシャツが30,000円で売っていれば、それはコスパが良いとなるかなと思います。
私の例で言いますと、この春に買ったアットヴァンヌッチのネクタイは、私にとっては非常にコスパが良いです。
ただし、おそらく過半数のビジネスマンにとって、6,000円のネクタイのコスパが良いとはならないと思います。3,000円出せば会社につけていって問題無いネクタイはごまんとあります。
コスパは普遍的な比較基準にはならない
さて、例示はこれくらいで良いと思います。要するにある物のコスパが良いかどうかというのは、その物に対する価値観がある程度似通った人達の間でしか通用しない比較基準だと思うんですね。
ですので、多くの人で価値観が共通すると思われる物あるいは状況の比較では意味のある指標だと思うのですが、不特定多数の人の間の比較基準としては、ちょっと持ち出しにくいと思うのです。
私のブログでは、年間のファッション予算とか、毎日着てるスーツやシャツの値段なんかを書いていますが、
だからと言って同じ水準の人ばかりが見に来ているわけでは無いと思います。
というか一般にファッションブログやる方ってもっと予算が多いですので…
そのため、個々のアイテムを指してコスパが良いと書くのはなかなか難しいんだすよね(書いてるところもありますが)。
ファッションに限らず、何かの道(のアイテム)を極めていくと、その道に精通していない一般人から見た「コスパ」ってどんどん悪くなっていくと思うんですよね。
だから逆にこのブログで私が物知り顔にコスパコスパと言っても、それは単にもっと良い(極めた)ものを見てないからでしょうとなるわけで、このブログであまりコスパに言及していないのはそういうことです。
逆に言うと、安いものから高いものまで全部使っていて初めて、コスパどうこういえるんじゃないかなと思います。下の記事でも「1万円の靴からジョンロブの靴まで一通りはいた人にぜひコスパのいい靴をオススメしてもらいたいところです」と書きました。
更に別の言い方をしますと、私は私にとってのコスパが最高になるように買い物したいと思っています。まぁもっとメタな視点でいえばそうとしか行動できないとなるのですが…これ以上はやめましょう。
さて今回は、夏場でネタがないのでこんなしょうもない記事を書いてしまいました。
何というか、読者の皆さんも分かっている内容だと思うのですが、個人的に一度書いておきたいなと思いましたので。
ちなみにそんな私があえてオススメできるコスパアイテムはムンガイのチーフ。飲み会1回の値段でメッチャオシャレになれますぜ。毎日使えばコスパもバッチリ。
(ムンガイ)MUNGAI リネンチーフ イタリア製 麻100%無地 E7 ホワイト 35CM
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- 発売日: 2017/05/15
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最後はなんだか押し付けがましくなりましたけど、これだけはオススメなので。ではでは。